獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199907-133

RE、初めて子猫を飼い始めたmmさんへ、
投稿日 1999年7月13日(火)18時48分 田口正行

mmさんこんにちは。
猫の上部気道の感染症を起こす代表的なウイルスはウイルス性鼻気管炎とカリシウイルス感染症とがあります。
mmさんが獣医さんから説明を受けたようにどちらの病気もとてもしつこい病気で、持続感染やキャリヤーとしてしばらくの間引きずることになります。
ただし、幸いなことに発病していても管理に気をつけてあげればそんなに簡単には死んだりしない病気です。
治療方法はいろいろな方法が行われています、たとえばインターフェロン(カリシウイルス)、抗ヘルペスウイルスの内服(鼻気管炎)、吸入、点眼点鼻、点滴、などです。
治療に対する反応は個体差があるので一概にはいえませんが、何もしないよりはずっとましだと思います。
ワクチンは、確かにこの病気に感染してしまった猫さんに対してはとても悩むことになります、、、
僕は猫さんの体調が回復してから、飼い主さんに説明した上で接種の判断をしています。
あまり落ち込まないで、暖かく見守ってあげれば大丈夫だと思いますよ。

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