獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199907-177

右心肥大について
投稿日 1999年7月16日(金)20時55分 まっつん

循環器について専門的な知識は少ないのですが、少しでも役に立てたらと思い投稿します。
 右心肥大についてですが、これは主に肺疾患がある場合にみられます。右の心臓というのは全身からの血液を受け取り、そして肺に血液を送るという働きをしているところです。その右心が大きくなるということは、主に肺に血液を送りにくいという状態から起こります。
 その状態がみられる病気はいろいろありますが、僕が一番多いと感じるのはフィラリア症だと思います。特に本州の方では多いのではないでしょうか?僕は北海道なのでそれほどお目にかかれませんが。
 心臓の病気というのは比較的確定診断のつけやすい病気だと思います。ただし、熟練した技術と知識が必要ですが。
 僕はもしも心臓に病気があると不安に思う場合には、心臓の専門の先生を探して確定診断およびその後の管理をお願いすべきだと思います。獣医の領域は未だ人のように専門分野に分かれているわけではないので、個人個人の限界はやはりあると思います。恥ずかしい意見ですが。しかしやはり得意な分野を持っているはずです。いや持っているべきだと思います。
 心臓の検査は血液検査・X線検査・心電図検査・超音波検査が有効です。特に超音波による診断はかなり向上していると思います。
 かかりつけの獣医さんに直接相談してみるか、もしくは今ならインターネットでの情報収集も簡単ですので、是非専門医を捜してください。
 これからの獣医学のためにも、僕も専門分野を定めそれに対して突き進もうと思っています。(まだまだそういう段階ではないので、今はいろいろと片っ端から勉強中です。)
 では、また。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。