獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199907-2

ツバメのヒナ&カモのヒナ
投稿日 1999年7月1日(木)02時27分 kikko

ツバメのヒナは現在どのくらい育っていますか?
生後2週間を過ぎると、無理に与えなければならなくなります。
この場合、食べやすい形、温度・湿度にしたものを
先の尖っていないピンセットなどで
怪我をさせないように気を付けながら与えてください。
また、保温などにも十分気をつけてください。
小鳥屋さんでしているような感じで。

また、蛇足かもしれませんが、一応、別のアドバイスも。

どのくらい見張っていて親鳥がいないと判断されたのかわかりませんが、
もしかしたらどこからかこっそり見ていたかもしれません。
たいていすぐに放棄はしないので、発見が早かったのなら、
近くにいた可能性もあります。
人口飼育は非常に手間が掛かります。
もしお時間に余裕があるなら、
猫などに狙われないような高さで、
日当たりでなく、雨の吹き込まないような、もとの巣の場所に近いところに
巣か箱などに入れたヒナを置き、
見つからないようにして親鳥が来ないか確認してみてはいかがでしょう。
もし来ればたいがい給餌しますので、人間は助かります。
もちろんヒナが弱りきっていなければの話ですが、試す価値はあると思います。

いずれにしろ大変ですが、がんばってください。

カモのヒナは、普通自分で食べるものです。
もし食べないなら、何か問題があるのでしょう。(ヒナ自身の場合も含めて)
保温は十分ですか?
大きめの箱などに布切れを入れてやり、端のほうに白熱電球(60ワット位)を
つるして暖め、好みの温度のところにヒナが落ち着けるようにしてやります。
さて適温を選んだヒナには、あとは水とえさですが、
水はひっくり返して濡れないように容器を選んでやってください。
えさは問題ないと思いますが、見習う親がないので、
親鳥がえさをつついて掻き回す仕草を真似たり、
ミミズなど動くものを乗せて、興味を引いてみてください。
いったん食べ出せば問題ないと思います。

では、がんばってください。

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