獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199907-50

子猫のけいれん発作、野良猫の避妊、去勢手術。
投稿日 1999年7月6日(火)13時53分 田口正行

ちゃとらさん、こんにちは。
てんかん様の発作ですが、脳に障害をうけた場合には、たびたびみられる症状です。
発作の頻度が少なくなってくることも考えられます逆に増えてくることもありえます。
発作は大脳皮質の異常な放電によって起こるとされていますが、事故によって脳の神経細胞に変性が生じても起こり得ると思います。
また、ある程度回復しても発作の焦点(フォーカス)が出来るとここからの異常放電でてんかんが起こりこれは生涯続くことも予想されます。
あくまで一般論ですから、子猫さんの状態を実際に診ている先生に相談されることをおすすめします。

野良猫さんの避妊手術ですが、僕もプロキオン先生の意見に賛成です。
例えば動物達の会などで、飼い主がいるペットにたいして低額で避妊や去勢をあっせんしていますが、この手術そのもは確かに不孝に捨てられる子犬や子猫をつくらない目的としてはある程度評価できますが
もしも一般の動物病院でこれを行っていて、普通に受診されている飼い主さんよりも安く手術をするようだと、
やはり問題だと考えています。
病院にとって一番大切なのはしっかりとめんどうをみている飼い主さんなのにこの人たちを裏切っているようなものではないでしょうか?
事故に合って骨折していて保護される野性動物では必ず飼育してもらう条件で無料で手術もしていますが、これは野良だからといって外で飼育している猫を連れてくる飼い主さんには外で飼っているのですね、と念を押して通常料金で手術を行っています。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。