獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199907-91

RE:予防対策について
投稿日 1999年7月9日(金)22時15分 外崎洋二郎

狂犬病予防対策とは、
強制予防接種だけでは解決しない。
と言うことを回りくどい表現の仕方で述べてまいりましたが何人かの方々から
貴重な御意見と関心を示して頂いただけでも私は、大変満足しております。
以前二回程狂犬病予防接種に関して書き込みましたが何の反応もありませんでし
た。
狂犬病予防接種には、気を付けるが、「狂犬病予防法」には殆どの方々が無関心
だと思います。この昭和25年に制定された法律が45年近く手続き的な面の改正は
繰り返されてきたが肝心な予防の対象動物、予防の方法については何の見直しも
行われていない現状を危惧しているからなのです。
参考迄にこの法律のURLを下記に紹介します。
今や狂犬病は世界的に増加している傾向であります。
北南アメリカ大陸、ヨーロッパ大陸ではその傾向が特に強いそうです。
その感染対象動物は野生動物が殆どだそうです。そのために各国の政府は飛行機を
使いワクチンを餌に混ぜ合わせ経口予防に努めているとの報告を聞きました。
と言う事は経口ワクチンでも充分に予防の効果があると言う事であります。
日本でも強制予防接種にこだわる事は無いと思います。
鳥飼のひとり言さんは、狂犬病予防接種は日本では徹底してるとおっしゃって
いますが、国内の犬の半数、狂犬病感染の可能性のある温血動物を加えるとも
っともっと低い接種率になる予防接種がなぜ徹底してると言えるのでしょうか
日本の動物検疫所でも世界的に増加傾向にある狂犬病感染の予防のために来年
1月から日本に輸入される猫・アライグマ・スカンク・キツネに限り犬と同様
狂犬病予防法に基づく検疫を実施するようになりました。この施策が国内の
在来猫・アライグマ・スカンク・キツネにも予防接種を強制するようになれば
接種徹底の為の第一歩を踏み出したといえると思います。これにも法の改正が
必要なのです。
riki獣医さん色々と参考になる意見疑問ありがとう御座いました。
先生の書き込みを踏み台にして自分の意見の主張をしてしまって申し訳御座い
ません。幻の、忘れ去られてしまった過去の病気が意外と近くに深く静かに忍び
よって来ていると言う事、無関心でいられないと言う事、感染は犬丈でない事
を喚起したく長々と書き込みさせて頂きました。
愛するペットと飼い主の健康と幸福の為にも予防医療に努めましょう。
そして、獣医さんの繁栄にも!

http://www.bekkoame.ne.jp/~helios/law.html

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。