意見交換掲示板過去発言No.0000-199907-96
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投稿日 1999年7月10日(土)23時25分 ムクムク
Re:子すずめ 7月9日発言のたかたかさんへ 野外鳥に愛玩鳥の飼育者が接触するのは、感染症の問題から言えば かなりのギャンブルと私は考えています。 というのは通常手に触れること のない野外鳥が捕まる−弱っている−何らかの疾病に感染している−飼育鳥に 感染する−という恐れがあるからです。 シラミのたぐいは野外鳥に限らず 飼育鳥でもいます。 Re:ワクチンがまだ完了してないのですが 7月9日(金)発言のいちこさんへ 子犬のワクチンは混合ワクチンで、一つ一つの疾病の親譲り免疫が消失する 時期は異なっています。 また親譲りの免疫があるうちにワクチンを 接種しても免疫によって無効化されてワクチン免疫が形成されません。 その為、子犬の親譲り免疫が低下する50−90日に何度かワクチンを 接種して、疾病の予防を目指すことになります。 安心できるのは90日以降のワクチン接種後、ワクチン免疫が十分に 上昇する2−3週間後といわれています。 この間は、子犬に外の環境を見せるのは推奨されますが、犬との交流な どは避けるべきでしょう。 飼い主さんとの接触で感染症に罹患する可能性は低いと考えますが、 子犬の健康状態の変化に常に注意を払ってください。 元気・食欲・排便・排尿・嘔吐・くしゃみ・鼻汁・目脂などです。 通常潜伏期は感染症により異なりますが4−10日くらいを目途にして ください。 Re:ひよどりの育て方について教えて下さい 7月9日発言のちょびっちさんへ ちょびっちさんの飼育法でいいと思うのですが、私は九官鳥の餌なども 使っています。 野外鳥は基本的に野生に戻すまでの一時的な保護です から、飛べるようになれば帰してあげればいいと考えます。 Re:シナモン文鳥の雛の食欲が急になくなりました。 7月7日発言の古川昌吾さんへ 鳥の食欲が低下すれば、衰弱するのは犬や猫に比べて早いと言えます。 吹田市近くで鳥の診療でお薦めがある方、古川さんにメールしてあげて ください。 Re:爪の切り方を教えて下さい 7月7日発言のはねさんへ このホームページにはペットフォーラム・ウサギBBSがあり、多くの うさぎ飼育のベテランの皆さんがいらっしゃいます。 爪切りやうさぎでお薦めの先生などそちらで聞かれてもいいと思いますよ。 Re:ネコの眼振について 7月7日発言のみをこさんへ 眼振は脳神経の前庭が障害されたときによく見られる症状で、前庭障害の原因 としては、先天性・内耳炎・脳炎(ウイルス性・真菌性・細菌性)・中毒(アミノ グリコシド系抗生物質)・栄養性(チアミン欠乏)・外傷性および血管性・腫瘍・ 特発性などがあります。 Re:はとのひな 7月7日発言のけんさんへ 野外動物の雛は保護しないと言うのも一つの見識です。 野生動物は人と関わりのない部分で食物連鎖を形成しているからです。 私は関わられないことをお薦めします。 Re:猫のエイズ 7月6日発言のかつおの母さんへ 獣医としてはエイズの猫の隔離は推薦できます。 エイズは現在完治させることが出来ない病気で、ワクチンもなく、キャリ アの猫と陰性猫の分離が大事だからです。 Re:ジャンガリアンハムスター 7月6日発言の福島さんへ 餌の影響は関係ないと考えます。 結膜炎など眼疾患の可能性が高いので ハムスターの診療に慣れたれた先生に診てもらってください。 Re:猫のオシッコについて 7月5日発言のMoriさんへ 通常ドロドロしたおしっこをすることはありませんので、そのような尿を した場合は、綿花に十分しめらせた後ビニール袋に収納し、尿をもって猫を 動物病院に連れていってください。 Re:セキセイインコの胸のあたりが膨らんでしまいました 7月5日発言のYUKIKOさんへ 気嚢破裂とよく似ている疾病は脂肪の貯留ですか。 このあたりは診察してみなければ結論は出ません。 鳥の診療に詳しい先生は鳥専門病院だけではありませんので、このホーム ページの鳥BBSなどでお薦めの先生を尋ねてみるのも手ですよ。 Re:オカメインコをむせさせてしまいました。 7月4日発言のyaritaさんへ 鳥の保定のこつは頭部をしっかり固定することです。 具体的には親指と中指で鳥の目の少し下をしっかり挟み、人差し指で 頭を少し下に押さえます。 薬指と小指は胸をゆるく囲むようにします。 これで鳥は動けなくなります。 この状態で顔を横に向け嘴の隙間に 薬をしみこませれば、口の中に広がりますからペロペロとなめてしまい ます。 飼い主さんの場合は、胸部をつかもうとすることが多いのですが 強くつかめば呼吸が出来ませんし、嘴は動き放題ですから投薬は困難です。 頭部は骨ですから、しっかりつかんでも問題ないですよ。 掲示板設置者として この掲示板は「意見交換」のネーミングの通り「健康相談室」ではありません。 ただ、アドバイスが可能な書き込みについては、私個人は出来る限り返事をつけ たいとは考えています。 通常動物病院では、飼い主さんから症状をお聞きし、検査のプランを立て、 検査を実行し、その検査結果から疾病を診断し、治療プランを立てております。 「○○病なのですが、どのような病気なのですか」などは、比較的返事を書きや すいのですが、「このような症状なのですが何の病気ですか」などは、かなり特徴的 な症状でないと病気一覧も書きにくいです。 特に、すでに先生に診てもらっているようなケースでは、返事を書くのが非常に 難しい場合もあります。 また、掲示板では診断が出来ないわけですから、治療法について答えが出ることは まずありません。 私個人としては、異常があればまずお近くの動物病院に行っていただく。 また、診断治療に満足できない場合、他院の先生に診てもらわれることは悪いこと ではないと考えています。 「皮膚病なのですが○○県でお薦めの先生はないでしょうか」などという面では ネットワークは非常に便利なツールですが、診断治療については無力です。 このあたりの点を利用の皆さんにご理解いただけると助かります。 |
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