意見交換掲示板過去発言No.0000-199908-224
手乗り鳥の安全 |
投稿日 1999年8月19日(木)19時58分 ケンケン
家庭で起こる手乗り鳥の事故はあとを断ちません。この事故のせいで手乗り鳥の寿命が2年ほどであると言われるほど事故死は多いようです。 近ごろ鳥初心者の書き込みが方が多いので、起こりうる事故について書き込みます。参考になれば幸いです。 窓に激突 鳥は驚いたりして飛び立つ際、明るい方向へ飛んでいきます。驚かさないようにして放鳥してあげるのが一番ですが、念のために窓にはカーテンを引いておくと良いです。 食べ物の盗み食い 鳥は人間の食べ物が大好きです(特に甘いものや歯応えのあるものなど)。目を離したスキにテーブルの上の食べ残しのお菓子を盗み食いすることもあるそうです。もちろん人間の食べ物は鳥の消化器官には悪影響をあたえます(ある種の食品で中毒を起こすこともある)ので、放鳥前に良く確認して片付けておきましょう。 餓死 ベッタベタに慣れた鳥に起こりうる事故です。飼い主のそばにいたいがため、餌も食べずに肩に乗っている。。。という鳥は要注意です。一日中だしっぱなしはやめて、カゴのなかで食事させる時間を作ってあげましょう。 観葉植物を食べると よくある観葉植物は鳥にとって有毒であるものが多いです。その種類は書いてるとキリがないので、撤去するにこしたことはありません。 殺虫剤の使用 鳥に殺虫剤はかけないでください(死にます)。羽ダニがいるようでしたら獣医さんで薬浴してもらうか、専用の塗薬をもらってください。 蚊取線香類の殺虫剤も避けましょう。 オモチャによる事故死 カゴ内に取り付けられたオモチャで事故を起こすこともあるようです。鳥の性格や性質をよく見直して、危なそうなオモチャは撤去してください。 セキセイインコは紐状のものが大好きです。放鳥中に見つけた輪ゴムで遊ぶうち、頸にまきついて(飼い主がきづかず)窒息死した例もあります。カゴ内に紐をいれている方は事故が起こる前に撤去しましょう。決して過信せず、常に安全性を重視したオモチャ選びをしてください。 踏みつぶす この事故は意外と多いようです。とくに良くなれた手乗り鳥はヒトの周りで遊ぶので、視界から消えたらとっさに立ち上がったりせず、まず足元、身の回りを確認してから探してください。とくに女性のスカートの中は要注意です。 ドアに挟む こちらも多い事故です。放鳥中は部屋の出入りは避けて、放鳥してる部屋のドアには「放鳥中」とかかれたフダなどをさげておくと、後から入ってくる人も注意してくれるはずです。 水槽に飛び込み溺死 こんな事故も多いので、水槽にはフタをしましょう。 逃がす 放鳥する前にまず戸締りを確認しましょう。アミ戸も破れていないか確認してください。「慣れているから。。。」と過信せず、必ず密室で放鳥しましょう。逃がすまえに逃がさない対策をしましょう。 その他の同居動物との接触 どんなに慣れていても、異種の動物との接触は避けるべきです。人間の幼児や大人でも鳥の扱いを知らない人との接触は避けることをお勧めします。同居していなくてもネコなどが侵入して来ないような環境を整えてあげましょう。 家庭内の危険区域 玄関:ヒトの出入りが多いところは逃げる確率が高くなります。 台所:火の気のあるところは想像以上に危険極まりないです。鳥は絶対に入れないようにしましょう。また、コンロなども直前まで使用したものはあついので、ワンルームマンションなどにお住まいの方は、コンロの使用直後の放鳥はやめましょう。台所のもう一つの注意点は食材が多いところです。食べないように気を付けましょう。 風呂場など:水周りには洗剤が置いてあることが多いですが、この洗剤も毒物ですので鳥が興味を示す前の見せないよう、接触しないよう注意しましょう。 その他 家具のすき間に挟まるという事故もあるようなので、今一度、放鳥している部屋を確認してみてください。 飼い主の心がけひとつで事故は全て防げます。手乗り鳥を襲う災いはすべて人災といって良いでしょう。大切な鳥のため、もう一度チェックを!! |
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