シロママさん、こんにちは。
私は勤務医歴五年の獣医師です。
シロママさんが、心配している点について私の考えを書きたいと思います。
まず、手術前の検査ですが、麻酔を使うので、麻酔を代謝する器官である
腎臓や肝臓のチェックのために最低でもこれらの血液検査を受けられることをお勧めします。
もう七歳のオデブさんということで、これらの器官に異常があるなら、
治療後に手術を受けましょう。
今まで元気だったので特に治療や診察を受けたことがないなら、人間ドックのつもりで
ついでにもっとくわしく検査をしてもらってもいいかもしれませんね。
麻酔には確かにいろいろな種類があります。日進月歩です。
検査で異常があれば、きっとその子に合った麻酔を獣医さんが選んでくれると思います。
ただし、麻酔の使い方はその獣医さんによって異なります。
肝臓が悪ければ肝臓の負担の少ない麻酔を使ってもらえるかなどを聞けるといいですね。
ちなみにうちの病院では、注射麻酔６種類と吸入麻酔２種類をその子の状態に合わせて
使っています。
ただし、麻酔そのものが合わなくてショックを起こすということはありえます。
ごく少ない確率ですが。
手術中の緊急事態ですが、緊急事態に対応しながら手術を終わらせられる機械があるか
わかるといいですね。たいていの病院にはあると思いますが。
それから、手術中は気管チューブを入れておいてくれれば安心かと思います。

私は、うちの目に入れても痛くないカワイイ犬達のために、
何でも自分で理解して納得したいと思い、獣医になってしまいました。
シロママさんもきっと同じタイプの方だと思います。
知りたいことや納得できないことはよーく主治医の先生に聞いて見てください。
きっと、何でも教えてくれると思いますよ。
避妊手術の利点はいっぱいありますし、ぜひ相談してみてね！