意見交換掲示板過去発言No.0000-199909-19
RE 下半身不随の猫について |
投稿日 1999年9月3日(金)18時24分 田口正行
子猫で下半身の麻痺というと交通事故が原因でしょうか? 育てるのはかなり大変だと思いますが『自分がやらねば、』の心意気で頑張ってあげて下さい。 1)下半身の皮膚のただれの治療は? まず、垂れ流しを何とかしていくことが大切だと思います。 便は下痢をさせないように食事に気をつけます(固めにするには動物病院に病人食があります、または繊維質の多い食事にしていきます)。 尿は膀胱が一杯になって溢れてきている可能性が高いようなので、腹壁からの圧迫で排尿させる方法を練習(獣医さんに相談して下さい)します。 この2点が出来れば、この子の世話は大分楽になります。 ただれた皮膚については 、乾燥させてあげること、清潔を保つことが必要と思います。 2)皮膚のただれについては先の方法で予防になります。 床擦れはいつも寝ているところに何かクッションになるもの(発泡スチロールやパッドなど)を当ててあげること。 やせ過ぎないようにしてあげること、擦れるところは決まっているので周囲に丸く綿をあててみること等が出来ますが、猫さんが受け入れてくれないときには難しいかも知れません。 3)下半身に麻痺がある子猫さんでは、やはり床擦れへの管理が大切だと思います。 あとは膀胱も麻痺をする場合がほとんどなので、膀胱炎をくり返すことになりますから、尿の色や混濁のていど、臭いも気をつけます。 4)屈伸運動で良いと思います。関節は動かさないと硬縮して動かなくなってしまいます。 これを防ぐには屈伸運動を行う必要があります。 ジェットバスでの皮膚の刺激などを行うことがあるようですが僕は経験がないので分かりません。 頑張って下さい。 |
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