意見交換掲示板過去発言No.0000-199909-197
マルチレスです。 |
投稿日 1999年9月22日(水)22時22分 ムクムク
小動物臨床獣医師のムクムクです。 Re:小鳥のまぶたなのかな? 9月22日発言のかおりんさんへ おそらく瞬膜のことをおっしゃっているのではないかと想像しています。 人にもあるのですが、小さく目立ちません。 鳥類では発達していて、眼球全体を覆ったりもします。 ただ、目の周囲が赤くなっているとすれば炎症も疑われます。 爪の方は飼い主さんで無理ならば、動物病院でやってもらうのが 一番でしょう。 Re:教えてください 9月21日発言のみるくさんへ ころっとした物があるとすれば、腫瘍や化膿症なども可能性はあると思います。 早期であれば簡単に治癒する病気も、遅くなれば命取りになることもあります ので、早め早めに診てもらわれることをお薦めします。 Re:脂肪か、卵か・・・ 9月21日発言のきこさんへ 鳥類の腹部膨大は正直言ってなかなか診断が難しいです。 犬や猫ならばX線撮影でかなりの情報が入手できるのですが、鳥は小さい ので単純撮影では得られる情報は犬猫に比較すると少ないです。 私のホームページでバリウムを飲ませた症例と卵秘の症例をご紹介して いるのですが、これらは例外的にX線撮影が有効だった例と言えるかも しれません。 私はどちらかといえば指での触診に頼っています。 故に診断の幅はきこさんの先生と同様に広がり気味です。 犬猫では試験的開腹して、診断と同時に治療ということもあるのですが、 鳥ではよほど手術することにより治癒が予想されるか、手術しか治療法が 無い場合でないと手術は行いにくく、結果予想される疾病の中で治療可能な 疾病の処置を行うこともあります。 Re:うちの小鳥がおかしいんです 9月21日発言の河野久美子さんへ その後いかがですか? 私も河野さんの書かれているように何らかの トラブルにより羽根を痛めた可能性が高いように思います。 Re:リョクナイ菌について 9月20日発言のfileuseさんへ 犬の呼吸器疾患の細菌検査を行ったところ緑膿菌が検出されたと想像して います。細菌ごとに効果的な薬剤は異なり、とくに緑膿菌は特定の薬剤が 効果的なので診断が重要です。 同じような症状を呈しているとすれば診てもらわれることをお薦めします。 人につきましては、医師の方のご意見がいただけたら私もうれしいです。 パンダマウス 9月20日発言の桃太郎さんへ The Veterinary Clinics of North America Vol17.No5には齧歯類の 公衆衛生について以下のように記述されていました。 ******************************* ペットとしてマウスやラットを飼育する人がもっとも注意しなければ いけないのは咬まれることとアレルギーである。 齧歯類の体表から 出るフケや尿蛋白に対して人のアレルギーは普通に発生する。 また皮膚病、呼吸器疾患の発生もみられる。 感染症の中では、サル モレラ症、リンパ性脈絡髄膜炎の発生は齧歯類では少ない。 ******************************* 私などがお薦めするとすれば、赤ちゃんはマウスと接触させない。 マウスの世話をした後や赤ちゃんの世話をする前には、よく手を洗うなど 衛生面で注意するというところでしょうか。 Re:猫のお尻から血がでるのですが… 9月19日発言のみけさんへ 排便時に鮮血がみられるとすれば、肛門の裂傷が一番疑わしいでしょうね。 その他には炎症や腫瘍なども可能性としてあると思います。 一度先生に診てもらわれたらいかがでしょうか。 Re:猫白血病 9月19日発言のなおさんへ 血液を介して伝染しますので、輸血や血液のついた器具(注射器や手術器具) によって感染の可能性はあります。 ただ、通常去勢手術で輸血はしませんし、 器具は滅菌された物が使用されています。 またウイルス自体が体外での 生存期間があまり長くないので、手術で感染という可能性は考えにくい のではないでしょうか。 このあたりは、他の先生のご意見があれば私も聞きたいです。 Re:老犬具合が悪いのですが 9月19日発言の中島正人さんへ ダイエットの経験者へとのことですが、食欲が無くなるような重要な症状の 変化は、主治医の先生に相談されて指示を受けられるようにお薦めします。 Re:我が家のペットに関することではないのですが・・・ 9月19日発言のわかめさんに この質問は多くて、わたしにもメールで問い合わせが何度か来たことがあります。 また、このホームページのプロフェッショナルフォーラム・動物看護士BBS http://www.vets.ne.jp/bbs/c_7000.cgi の過去発言にも同様のやり取りがありますので、ご一読されることをお薦めします。 Re:コニサスさんへ 9月18日ゴーシャさんへ 猫小穿孔疥癬虫によるカイセン症の場合は、人にも感染します。 この場合、宿主から離れると2−3日で死滅しますので、猫の治療を しっかり行うえば心配ありません。 Re:雌犬の仕草 9月16日発言のmatonoさんへ 避妊手術はあくまでも妊娠予防のための処置なのですが、二次的に疾病の 予防効果や問題行動の抑制効果があります。 ただ、行動抑制はケースバイケースなのですべてが効果的なわけではあり ません。 掲示板設置者として この掲示板は「意見交換」のネーミングの通り「健康相談室」ではありません。 ただ、アドバイスが可能な書き込みについては、私個人は出来る限り返事をつけ たいとは考えています。 通常動物病院では、飼い主さんから症状をお聞きし、検査のプランを立て、 検査を実行し、その検査結果から疾病を診断し、治療プランを立てております。 「○○病なのですが、どのような病気なのですか」などは、比較的返事を書きや すいのですが、「このような症状なのですが何の病気ですか」などは、かなり 特徴的な症状でないと病気一覧も書きにくいです。 特に、すでに先生に診てもらっているようなケースでは、先生との信頼関係を 損なわないように返事を書くのが非常に難しい場合もあります。 また、掲示板では診断が出来ないわけですから、治療法について答えが出ることは まずありません。 私個人としては、異常があればまずお近くの動物病院に行っていただく。 また、診断治療に満足できない場合、他院の先生に診てもらわれることは悪いこと ではないと考えています。 「皮膚病なのですが○○県でお薦めの先生はないでしょうか」などという面では ネットワークは非常に便利なツールですが、診断治療については無力です。 このあたりの点をご理解お願いします。 |
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