意見交換掲示板過去発言No.0000-199909-24
ぼうずさんへ |
投稿日 1999年9月4日(土)21時39分 ケンケン
はじめまして。ケンケンと申します。獣医ではありませんが、お役にたてれば幸いです。 鳥にはその体の構造上、下痢はあっても便秘はほとんどありません。ですので、便の量が減っているのは、摂取する食餌量が減っていると考えてください。食べる量が減るのは鳥にとって非常に危険な状態です。この時期は鳥も体調を崩しやすいので飼い主さんとともに気を付けてくださいね。 さて、インコちゃんへの応急処置ですが、まず保温してあげてください(鳥は気温や体温が下がると食欲が無くなります)。これからは夜間の気温がぐんと下がりますので、できれば24時間、一定温度(30度)を保つようにして様子をみてください。もし、現在カラ付の餌を与えているのなら、ムキ餌にしてみてください(ムキ餌はカラをむく手間がないため病鳥など力の弱い鳥には食べやすいようです)。 エアコンで飼育部屋全体を暖めるほうがお勧めなのですが(この場合風が直接当たらないようにする)、無理がある場合はとりあえずペットヒーターなどを使用してください。 元気だった頃の便の量を覚えていらっしゃるなら、今後の便の量と比較しながら様子を診てあげてください。 近くに病院が無いそうですが、1〜3時間くらいであるならば、遠くても一度は獣医さんに連れていって検査をしたほうが、飼い主さんの心も落ち着くと思います。 最後に。。。。 鳥は病気を隠す習性があります。飼い主の前でも隠します。元気そうにしていても、物陰からこそり見ていると居眠りをしていることがあります。ですので、飼い主が見て明らかに具合が悪そうなときは病状はかなり悪化していると思ってください。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |