こんにちは 獣医師の播谷です。
　獣医のところに説明を求めに行かれる場合は是非 お母様とご一緒して下さい。
　患者（怒っている人さんの愛犬）を直接病院につれていったのはお母様ですし 病院にいくまえにどんな状態だったのか また 病院ではどんな様子だったのか 獣医師はどんな説明をしたのか ということはおかあさまが一番ご存じのはずです。
　そのときの稟告（その犬がいつから どんな様子で 具合が悪くなったのか ということを飼い主のかたから 説明してもらうことです）はカルテに書いてあるはずですが 説明したご本人がいないところで 患者さんの様子を直接は知らなかった方に 納得していただくように説明するのは わたしが当事者の獣医だったら気が重いことです。
　獣医師は治療をする以上 確定とはいかないまでも診断をして治療をおこなうのですから そのとき どのように診断し どのような効果を期待して その注射をしたのかということは きちんと説明できるはずです。
　ただし その診断は そのときの患者の状態 ならびに 飼い主のかたの稟告を根拠にして さらに 各種の検査で裏付けしてなされるものですから やはり お母様が直接 獣医師から説明をうけたほうがすっきりすると思うのです。もちろん 怒っている人さんがごいしょすることはいいことだと思います。