獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-199910-176

マルチレスです。
投稿日 1999年10月19日(火)21時47分 ムクムク

カリスマ獣医師のムクムクです。(獣医師免許書は持っています)

Re:犬がうるさくて困っています
10月19日発言のうまい棒さんへ

 声帯の振動をサーチしてイヌがいやがる臭いを噴出する首輪状の機械が
 あります。 これで改善する例があります。 犬の場合、声帯切除手術
 も行われているのですが、まずこのようなトレーナーを試されてみられ
 ることを私は薦めています。

Re:コザクラインコの眼について
10月19日発言のRIKAさんへ

 インコの眼疾患の場合、全身性感染症の一症状の場合もあり、単に眼だ
 けの疾病でない場合も多いです。 くらら先生も言われていますが、私
 も早めに診察を受けられることをお薦めします。

Re:コザクラインコの産卵について
10月18日発言のトロママさんへ

 産卵後に卵管が総排泄孔から脱出したり、総排泄孔が脱出することが
 あります。 インコの場合、脱出部を攻撃し出血、感染させると一気に
 状況が悪化しますので、鳥の診療を得意とされる先生に診てもらわれる
 ことをお薦めします。

Re:小犬の事です。教えてください!
10月17日発言のサマンサさんへ

 子犬の飼育法ですが、このホームページのペットフォーラム・イヌBBS
http://www.vets.ne.jp/bbs/c_1100.cgi
 にイヌ飼育のベテランの方が多くいらっしゃいます。
 そちらでも聞かれるといいですよ。

Re:ハトの放鳥についての質問
10月17日発言の高山隆浩さんへ

 小鳩と言うことですので、飛ぶ訓練より餌をどうやって与えるかだと思い
 ます。 少し大きければペットショップで購入できる鳩の餌(トウモロコシや
 オノミ、サフランなどの混合餌)のトウモロコシを割ったタイプが使用できる
 と思いますが、親よりピジョンミルクを与えられているような場合はこの
 ような餌はまだ無理だったりもします。 私自身はボーンラクトという人の
 代用乳を使うこともありますが、この場合チューブで直接そ嚢に注入していま
 す。 一般の方で与えられるのは鳩の餌となると思います。
 飛翔訓練や群への参加はあまり問題はないと考えます。

Re:羽の骨折
10月15日発言の海鼠さんへ
 翼が垂れ下がっているようでしたら骨折の疑いがあるでしょうね。
 これは応急処置ではなく、治療するには骨折部の完全な固定が必要だと
 考えます。
 http://www.vets.ne.jp/wild/
 には全国の野生保護担当窓口の一覧があります。
 この一覧表に海鼠さんの地方自治体がありましたら、そちらで対処を
 相談してみて下さい。これになかった場合は野生動物救護獣医師協会
http://www.ask.ne.jp/~wrvj/
 も参考にして下さい。

Re:訓練士になるには??
10月15日発言のhashiさんへ
 ペットフォーラム・イヌリンク集
http://www.vets.ne.jp/link/1100.html
 には訓練士さんのホームページもたくさん掲載されています。
 相談を受けられている訓練士さんもいらっしゃいますので、そちらで
 聞いてみられるといいと思います。

Re:薬
10月14日発言のありさんへ

 私が獣医師に成り立ての頃は、獣医師が使える小動物用動物薬というのは
 かなり種類が限られていました。 ワクチンや駆虫薬(腸管寄生虫・イヌ
 糸状虫・外部寄生虫)などかな。
 現在では抗生剤や循環器製剤も流通するようになっています。
 人の場合、40−80キロの個体を想定して薬剤を製造されているのでしょ
 うが、犬の場合成犬でも2−50キロの体重差がありますから、人間以上
 に精度とバリエーションが必要となります。
 ただこれもアメリカに比べると小動物用の動物薬の種類ははるかに少ない
 状況です。 私を含めて多くの先生方は人体用の薬も臨床に活用されています。
 ただ、抗生剤などのキログラムあたりの使用量は人とはかなり異なると
 お考え下さい。 また、人では問題がない薬品も動物によっては使用できない
 例もあります。 コストの問題では、小動物用の動物薬は同種の人体薬に比
 べれば高価といえるかもしれません。 メーカーも人体薬や大動物用薬で
 代用できないような分野をしっかり開発・発売する傾向があるようです。

掲示板設置者として
この掲示板は「意見交換」のネーミングの通り「健康相談室」ではありません。
ただ、アドバイスが可能な書き込みについては、私個人は出来る限り返事をつけ
たいとは考えています。
通常動物病院では、飼い主さんから症状をお聞きし、検査のプランを立て、
検査を実行し、その検査結果から疾病を診断し、治療プランを立てております。
「○○病なのですが、どのような病気なのですか」などは、比較的返事を書きや
すいのですが、「このような症状なのですが何の病気ですか」などは、かなり
特徴的な症状でないと病気一覧も書きにくいです。
特に、すでに先生に診てもらっているようなケースでは、先生との信頼関係を
損なわないように返事を書くのが非常に難しい場合もあります。
また、掲示板では診断が出来ないわけですから、治療法について答えが出ることは
まずありません。
私個人としては、異常があればまずお近くの動物病院に行っていただく。
また、診断治療に満足できない場合、他院の先生に診てもらわれることは悪いこと
ではないと考えています。
「皮膚病なのですが○○県でお薦めの先生はないでしょうか」などという面では
ネットワークは非常に便利なツールですが、診断治療については無力です。
このあたりの点をご理解お願いします。

なお、個々のメールによる相談はお受けしておりませんのでご了承下さい。



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