意見交換掲示板過去発言No.0000-199910-36
マルチレスです。 |
投稿日 1999年10月5日(火)22時21分 ムクムク
小動物臨床獣医師のムクムクです。 Re:子猫のことで相談があります 10月4日発言のSHINさんへ 下痢は普通ではありませんし、食糞もネコでは正常ではありません。 寄生虫を含めていろんな原因が想定されますが、胃腸障害はあると思います。 Re:おたふく?リンパ腺? 10月3日発言のゆりさんへ 顎にはリンパ腺がありますので、炎症などで腫れることがありますし、腫瘍の ような場合もあります。 また、単純な皮下の膿瘍でも腫れます。 このあたりは一度主治医の先生に診てもらって下さい。 Re:猫が食事中に涙を流します 10月2日発言の赤夏お猫さんへ 結膜炎などの眼疾患が現在無いとの前提で書かせていただきます。 私たち人間もネコも一日中涙を分泌して角膜を保護しています。 その涙は鼻涙管という目尻から鼻腔に抜ける管を通って排泄されます。 この鼻涙管が炎症や各種の原因で狭窄すると涙があふれてしまうことになります。 これは小型犬などで多いのですが、目尻の下から口にかけて赤く毛が染まって いる個体がよく見られます。 白いマルチーズなどでは特によく目立ちます。 赤夏お猫さんのネコも鼻涙管がうまく機能していないのではないかと想像して います。 Re:ウサギの調子が悪いんです。 10月1日発言の京都の育ちゃんへ その後いかがでしょうか。 書き込みから想像するに寄生虫性を含めて各種の原因による胃腸障害を 疑っています。 家庭での診断治療は無理です。 ウサギの診療を得意にされる動物病院で診てもらわれるようにお薦めします。 Re:モルモットのおしっこが赤いけど大丈夫? 10月1日発言の岩波 正さんへ 単に尿が濃縮されている場合も赤く見えることがありますが、いわゆる血尿が 疑われている場合は、尿を小綿花に浸し、ビニールに入れてモルモットとともに 動物病院に持ってきいただけると、その場で血尿かどうか診断できます。 Re:経過、というか・・・・。 9月30日発言のnoobowさん&かおりんさん インコの赤目ですが、黄色ブドウ球菌のような細菌やポックスウイルスのような ウイルス感染の単独ないしは混合感染をよく診ます。 これらは単に眼症状だけ でなく全身性の感染症として全身状態も悪化させるので注意が必要です。 広島で鳥の診療でお薦めがある方がいらっしゃったらnoobowさんにメールして あげてください。 Re:ダニについて 9月29日発言のTOMOKOさんへ マダニのことを言われていると思われます。 マダニは書かれているように バベシアを吸血の際に媒介します。 症状は元気消失、発熱、血色素尿など ですので、そのような症状が診られましたら早めに動物病院にご相談下さい。 掲示板設置者として この掲示板は「意見交換」のネーミングの通り「健康相談室」ではありません。 ただ、アドバイスが可能な書き込みについては、私個人は出来る限り返事をつけ たいとは考えています。 通常動物病院では、飼い主さんから症状をお聞きし、検査のプランを立て、 検査を実行し、その検査結果から疾病を診断し、治療プランを立てております。 「○○病なのですが、どのような病気なのですか」などは、比較的返事を書きや すいのですが、「このような症状なのですが何の病気ですか」などは、かなり 特徴的な症状でないと病気一覧も書きにくいです。 特に、すでに先生に診てもらっているようなケースでは、先生との信頼関係を 損なわないように返事を書くのが非常に難しい場合もあります。 また、掲示板では診断が出来ないわけですから、治療法について答えが出ることは まずありません。 私個人としては、異常があればまずお近くの動物病院に行っていただく。 また、診断治療に満足できない場合、他院の先生に診てもらわれることは悪いこと ではないと考えています。 「皮膚病なのですが○○県でお薦めの先生はないでしょうか」などという面では ネットワークは非常に便利なツールですが、診断治療については無力です。 このあたりの点をご理解お願いします。 なお、個々のメールによる相談はお受けしておりませんのでご了承下さい。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |