意見交換掲示板過去発言No.0000-199911-190
マルチレスです。 |
投稿日 1999年11月25日(木)22時32分 ムクムク
獣医師のムクムクです。 Re:ドッグフードの見極めについて 11月25日発言のドラえもんさんへ 初めて見たドッグフードは、コメントはしにくいですね。 資料でも添付されていれば、その動物に適切かどうかコメントするかも しれませんが、内容がわかっているフードと違ってお薦めはしにくいと 思います。 劣化ですが、返品をお薦めすることになると思います。 Re:拾った犬の飼い方について 11月23日発言のジョンジョンさんへ このHPのペットフォーラム・イヌリンク集には http://www.vets.ne.jp/link/1100.html イヌの訓練(接し方)を解説したHPの紹介が多くリンクされています。 参考になると思いますよ。 Re:避妊手術で死亡 11月23日発言のFukuさんへ かわいがられていたネコを亡くされたとのこと、衷心よりお悔やみ申し 上げます。 避妊手術自体は、テクニック的には危険とは言えない手術といえます。 ただ、全身麻酔下で行いますので、麻酔に伴う危険はあります。 麻酔は多かれ少なかれ心臓や呼吸を抑制するのですが、予期せぬ心停止 より死につながったことを避妊手術でも私は経験しております。 手術前の鎮静剤投与後や手術後の覚醒時に胃液の嘔吐は個体差がありま すが、通常よくみております。 ただ、誤嚥性の肺炎を疑うような症状は 私は経験しておりません。 Re:下半身不随犬 11月23日発言のひろみさんへ 障害犬の介護用品ですが http://www.mediawars.or.jp/~yamapet/ が参考になると思います。 Re:ムクムク先生へ 11月22日発言の上田リュウジさんへ 療法食はメーカーがどうしても限られてしまいます。 切り替え時期として以前喜んで食べていた餌をミックスして与えるよ うなことも先生と相談してみられてはいかがでしょうか。 ワクチンの時期はあまり気にされることはないと思いますよ。 Re:胆管炎について教えてください! 11月22日発言のアンジェロさんへ 肝臓の胆嚢は胆汁をためる器官なのですが、十二指腸に至る管が総胆管 とよばれています。 胆汁が通る管の炎症が胆肝炎です。 人ではウイルス性肝炎の一症状とされることが多いようなのですが、ネコでは 大腸菌が検出されたりもしているようです。 胆管が炎症する事によって胆汁が欝滞し、黄疸が引き起こされたりします。 輸液など治療の内容に付きましては、主治医の先生によくお聞き下さい。 Re:シベリアンハスキーのてんかんについて 11月20日発言のココアパパさんへ もうすでに主治医の先生の説明を受けられたそうなので、簡単に意見を 言わせていただきます。 テンカンは治療と言うよりコントロールに 主眼が置かれます。 非常に稀な発作回数ならコントロールがあまり必要で ない場合もありますし、逆に頻繁となれば日常的な薬物の投与が必要とな るかもしれません。 かなりケースバイケースの疾病といえます。 Re:血便について。 11月20日発言のめぐみさんへ 血便の原因になる疾病は感染症としてはパルボウイルス感染症・キャンピロ バクター感染症・レプトスピラ感染症・サルモレラ症・コロナウイルス性 腸炎など、寄生虫性としては鈎虫・鞭虫・コクシジウム・日本住血吸虫・ バランチジウム・ジアルジア・アメーバ大腸炎、胃腸障害としては胃腸炎 ・腸重積・急性大腸炎・イレウス・急性膵炎・出血性胃腸炎・好酸球性胃 腸炎・胃出血・胃腸の潰瘍などがあります。 掲示板設置者として この掲示板は「意見交換」のネーミングの通り「健康相談室」ではありません。 ただ、アドバイスが可能な書き込みについては、私個人は出来る限り返事をつけ たいとは考えています。 通常動物病院では、飼い主さんから症状をお聞きし、検査のプランを立て、 検査を実行し、その検査結果から疾病を診断し、治療プランを立てております。 「○○病なのですが、どのような病気なのですか」などは、比較的返事を書きや すいのですが、「このような症状なのですが何の病気ですか」などは、かなり 特徴的な症状でないと病気一覧も書きにくいです。 特に、すでに先生に診てもらっているようなケースでは、先生との信頼関係を 損なわないように返事を書くのが非常に難しい場合もあります。 また、掲示板では診断が出来ないわけですから、治療法について答えが出ることは まずありません。 私個人としては、異常があればまずお近くの動物病院に行っていただく。 また、診断治療に満足できない場合、他院の先生に診てもらわれることは悪いこと ではないと考えています。 「皮膚病なのですが○○県でお薦めの先生はないでしょうか」などという面では ネットワークは非常に便利なツールですが、診断治療については無力です。 このあたりの点をご理解お願いします。 なお、個々のメールによる相談はお受けしておりませんのでご了承下さい。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |