私たちは毎日様々な動物達の命の上に、生活しています。
飼っているペット達の健康を維持するためにも、幾多の動物達の命の恩恵を受けて
いるのだと思っています。
毎日食べるものも、多くの命を自分の命につなげているのです。
無駄な実験に費やすべき命はありませんが、現在それしか方法がない場合、最低必
要限度の事は許してもらう他ないと思っています。
よくテレビで日本の家族が他国の生活を経験する番組がありますね、食料として動
物や魚等捕らえ殺される姿にパニックを起こす様子があったりします。
その姿に私は、「毎日自分たちは何食べとると思っとるんじゃぁ！」って、怒鳴っ
ています。
スーパーのパック詰めばかりで本来の姿を知らない人達。あなた達の食べている物、
昨日まで生きていたのですよ。誰かがあなたの代わりに、彼らの命を絶ってくれて
いるのです。生きていくって事は、そういう事なのですよ。
人やペットの病気を治したり、人がより良い生活をする為に、多くの生き物達が命
を差し出したのです。そのことを踏まえて、まず自身の生き方から考え直してほし
いと、思っています。命の本質は、毎日それに向き合っている人達の方が肌身に感
じているのではないかと、考えてみてほしく思います。
声高に動物愛護を唱える人達からは、正直言って私は離れてしまいます。
本当に大事にする人達は、案外静かなのではないでしょうか。（偏見かな？）
もしあなたやあなたの家族に手術が必要になったとき、模型やビデオで勉強した
医師にオペして欲しいですか？出来るつもりと、実際に出来るには雲泥の差があ
ると思います。
学生さん達の解剖実習は、本物を身に付けることと、自分たちが勉強するために
一つの命が差し出されたという事を肝に銘じるためにも、無駄なこととは思いま
せん。敢えて、命が犠牲にされた、とは私は思いません。それでも、完全な代替
方が見つかればすばらしいとは思いますが。

それにしても、いい加減に人は便利な生活を我慢できるようにならないかなぁ。
道路一つとっても、より早く行けなくたっていいじゃないですか。
少しぐらい狭い家に住んでも、それで土地開発が少しでも少なくなればいいじゃ
ないですか。もう十分、人は自分達の都合でやってきたのだから、今度は少し我
慢すること、覚えても良い頃じゃないかなぁ。共存は一方の犠牲では成り立たな
いのだから。