意見交換掲示板過去発言No.0000-200001-40
マルチレスです。 |
投稿日 2000年1月6日(木)21時23分 ムクムク
Re:皆さんの知恵を分けて下さい 1月6日発言のくみさんへ 鳥の場合、皮下に空気がたまることがあります。 皮下気腫(気嚢破裂)の原因は打撲が多いです。 応急手当は書かれているようで結構だと思います。 くれぐれも保温に努めて下さい。 Re:小鳥の手術について教えて下さい。 1月5日発言の朋子さんへ 鳥類の手術の麻酔に伴うリスク(危険性)は、犬猫よりも高いと言えると 思います。 また、小型の鳥類は出血に弱く、外科処置には大変注意が 必要となります。 私自身は何度か鳥類の手術を行っていますが、 1.内科療法では効果がない。(外科処置しか方法がない) 2.外科治療で比較的症状が好転するか治癒する可能性が高い。 3.鳥の状態が比較的よい などの条件下で外科処置を採用しています。 開腹手術のリスクは低くはないので、内科的に延命処置が 可能であるなら、私は内科処置を選択する事が多いです。 Re:ハムスターがビニール製のコードを齧ってしまいました 1月5日発言のさらさんへ 電気コードを囓った場合、電気によるやけどをおうことがあります。 口は大丈夫ですか? ビニールコード自体は胃に残ったり、糞便と 一緒に排泄されることが多いと思います。 もちろん腸閉塞などの 可能性がないわけではありません。 腸閉塞の症状は元気食欲減退、 継続的な嘔吐などです。 Re:フェレットの腫れ物について 1月4日発言のまめ先生へ 皮下の腫瘤ですが、脂肪塊・腫瘍(良性or悪性)・膿瘍などの可能性が ありますね。 書き込みから、辺縁が円滑な堅さが一様なという印象を 受けています。 だとすると脂肪塊や膿瘍が疑わしいですね。 でも腫瘍の可能性はありますので診察を受けてもらった方がいいと思 います。 フェレットですが、皮下の腫瘤の診察ですから大抵の小動 物の先生が診られると思いますよ。 Re:教えてください 1月4日発言のゆみこさんへ 動物の栄養学ですが、大学では獣医学科や畜産学科、水産学部、生物学部 などで研究されています。 分野的には畜産のように経済動物の栄養学は よく研究されていますし、イヌ・ネコのように商業的に競争の激しい分野は、 単に健康時の栄養分だけでなく、成長期や老齢期などライフステージにあ わせた栄養分、また肝臓や腎臓などの内臓疾患や腫瘍の増殖を抑制する 栄養価など、最近ではかなり疾病にあわせた研究や開発が行われています。 このような研究開発を行っている企業ですが http://www.vets.ne.jp/link/sci03.html にありますので参考にしてください。 Re:嘴羽症候群(PBFD)でしょうか 1月4日発言のToroさんへ 病院に連れて行った方がいいかの質問ですが、これはいずれの場合でも イエスです。 明らかに正常ではなさそうですし、鳥の診療に慣れた先生 に診てもらわれることをお薦めします。 Re:犬の去勢、避妊について 1月4日発言のマルさんへ 卵巣も精巣も内分泌(ホルモン分泌)を行う臓器です。 これを摘出することによって発情を停止させたり、行動抑制を目的と するわけです。 これらの臓器を摘出することによって当然それまでと はバランスは異なります。 太りやすくなる個体をよく経験してい ますが避妊手術が原因かは判然としません。 脱毛などのケースもあるようですが、かなり少ない例なのか私は経験し ていません。 Re:文鳥(10歳)が白内障にかかってしまったようなのですが・・・ 1月4日発言のゆみさんへ 文鳥の白内障ですが、多く経験しております。 片方だけの場合もありますし、両眼の場合もあります。 白内障は水昌体の摘出が行われていますが、鳥類の場合は眼球が 小さいため、実験的な治療が行われたことは存じていますが、一般的 にはあまり治療が行われていません。 大抵はうすらぼんやりと見えているので、生活には不自由はないよう です。 あまりカゴの中の環境を変えないことも大事かもしれませんが 片眼のようですので、飼い主さんが注意することはあまりないと思い ます。 Re:うさぎの鎮静剤??? 1月2日発言のそのさんへ ウサギが、驚いた場合に後ろ足を激しく伸張し、脊椎を損傷して しまうことがあります。 そういう意味では鎮静剤の投与は意味 あるかもしれませんが、ウサギの診療に慣れた先生でないと処方は 難しいと思います。 ウサギのカゴの内部を柔らかいもので囲む ような処置で、ウサギを守ってあげるのも一つの方法だと考えます。 Re:文鳥の病気について教えてください。 1月1日発言のtottoさんへ 症状的にはトリコモナス症が疑われます。 出来るだけ早く鳥の診療に 慣れた先生に診てもらってください。 掲示板設置者として この掲示板は「意見交換」のネーミングの通り「健康相談室」ではありません。 ただ、アドバイスが可能な書き込みについては、私個人は出来る限り返事をつけ たいとは考えています。 通常動物病院では、飼い主さんから症状をお聞きし、検査のプランを立て、 検査を実行し、その検査結果から疾病を診断し、治療プランを立てております。 「○○病なのですが、どのような病気なのですか」などは、比較的返事を書きや すいのですが、「このような症状なのですが何の病気ですか」などは、かなり 特徴的な症状でないと病気一覧も書きにくいです。 特に、すでに先生に診てもらっているようなケースでは、先生との信頼関係を 損なわないように返事を書くのが非常に難しい場合もあります。 また、掲示板では診断が出来ないわけですから、治療法について答えが出ることは まずありません。 私個人としては、異常があればまずお近くの動物病院に行っていただく。 また、診断治療に満足できない場合、他院の先生に診てもらわれることは悪いこと ではないと考えています。 「皮膚病なのですが○○県でお薦めの先生はないでしょうか」などという面では ネットワークは非常に便利なツールですが、診断治療については無力です。 このあたりの点をご理解お願いします。 |
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