３月２６日の　もんさんへ
猫のワクチンですが、基礎接種は２回になります。ご質問に
あった毎年２回接種する必要があるのかということにはどう
でしょう。

確かに、毎年２回接種している獣医師を私は知っています。
ワクチンのパッケージが１０ドースで５頭分と表示されてい
るものも存在します。

これは猫のワクチンが感染を防ぐワクチンではなく、疾病を
軽くするワクチンとされているためではないでしょうか？
ウイルスの濃厚汚染地区では３週間おいて２回接種したり、
半年毎に年２回接種する方法も推奨されていたりします。
しかしながら、国内においてはその濃厚汚染地区があるのか
というと、一様にウイルスは行き渡っていると私は考えます。

真の意味に置いて、濃厚汚染があるのは野良猫の間ではない
かと考えています。飼い猫よりも治癒に時間がかかりますし、
集団の中にはいつまでたってもウイルスが存在しています。
このような猫達には年２回接種ができたらなと考えています。
でも、家庭で飼育されている猫なら、普通は年１回で良いと
私は思いますよ。

３月２６日の　ひかるさんへ
フィラリアは治るのかというご質問ですが、ちょっと質問が
漠然としているのですが。

フィラリアにも疾病の進行度によって様々な症状があります。
そのステージ毎によってとりえる治療法も異なりますが、症
状が認められなくなったり、日常生活が支障なくおくれるま
での回復は可能です。ただし、寿命や余病を併発した際のこ
とまでを考慮すると１００％の治癒はないと思います。

前述の治療にしても大変な時間と労力が必要です。この場合
にも患者の年齢が大きく影響します。
それを考えたら、予防薬を服用させることの方がどれだけ大
切か分かろうというものです。

３月２８日の　ゆりえさんへ
ウサギの右目からメヤニとのことですが、単に結膜炎から、
歯の異常によるものまであります。
ウサギの場合は鼻涙管の閉塞をおこしている症例が多いので
そちらにも注意が必要です。

３月２８日の　ｂｕｎｎｙさんへ
ウサギの食欲不振ですが、書き込みを拝見すると消化管機能
の減退を疑っておられるようですね。可能性としては私もそ
のように思います。
治療については主治医の先生におまかせするとして、何かで
きること、これは主治医の先生の指示と競合しないことが大
事ですね。具体的にはウサギＢＢＳの方々にお願いします。

３月２８日の　クナコさんへ
ウサギの体が回転するのは、自らの体が回転して横倒しにな
ってしまうのでしょうか？　それとも、移動の際に同じとこ
ろをぐるぐる回ってしまい、前に進めないということでしょ
うか？
前者であれば「斜頚」、後者であれば「旋回」になります。
どちらにしても神経症状ですが、神経症状の治療はなかなか
困難なものです。斜頚は治ることがある、確かに治ることは
ありますが、初期のものに限られます。症状の確認ができて
いるのなら、あまりのんびりとしている時間はないと思いま
す。