意見交換掲示板過去発言No.0000-200003-84
RE 猫伝染性腹膜炎について |
投稿日 2000年3月9日(木)20時11分 田口正行
猫伝染性腹膜炎(Feline Infectious Peritonitis)は発病率は低いのですが、一度発病すると基本的に致死性の疾患とされています。 発病は液性免疫は正常で、細胞性免疫が異常な時に起こるとされています。 このウイルスに対して産生された抗体が全身の血管周囲に沈着してそこに炎症を起こすことで症状を起こしてきます。 治療はウイルスに対しではなく、この炎症をコントロールすることが治療法になっているので現在はなおらない病気となっています。 現在行われている治療は、ステロイド、抗癌剤(シクロフォスファミド)、塩酸オグザレル(抗血小板)、インターフェロンの腹腔内投与などがありますが、どの治療でも一時的な改善と考えて良いと思います。 |
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