獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200003-99

肥満細胞腫について
投稿日 2000年3月11日(土)12時26分 田口正行

犬の肥満細胞腫は通常皮膚の真皮と皮下組織から起こる腫瘍です。
腸間膜に発生することはあまりない腫瘍です。
以前僕が経験した腸間膜の肥満細胞腫は診断後早期に亡くなりました。

この腫瘍ではヒスタミンやヘパリンなどの物質を放出することで胃潰瘍を起こす危険が高くなります。
末梢血では好酸球や肥満細胞がみられることが有り、血液の塗沫標本からもこの腫瘍を疑えることはあるとされています。

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