低空飛行できるくらいに育っているなら、それは巣から落ちたのではなく
巣立ちしたのだと思います。すぐに箱ごと巣のそばに出してあげてくださ
い。　人気がなくなれば、親は必ず雛の声に反応してやって来ます。

みなさ〜ん。またまた雛の時期になりました。
この時期巣立ちした雛を巣から落ちたのだと勘違いしての「善意の誘拐」
が多発します（笑）
「落ちたのかな？」と思う雛を見つけたら、まず様子を見ましょう。
羽ばたきながら跳びはねる事が出来る雛なら、まずは巣立ちと考えてください。
親が必ず見張っています。人間が手を出しても、親鳥は「巣立ちの訓練中
だから、手を出さないでぇ〜」とは言えませんからご注意を。
羽根も生えそろわない、明らかに「落下」と思われる雛なら、第一に巣に戻
すことを考えてください。野生のものは人工飼育より、親鳥の方が１００％
育ちます。巣が見つけられない、あるいはとても戻せない所にある場合は、
親鳥が見つけやすそうな所に箱にでも入れて置いてやりましょう。必ず
雛の呼び声で親が餌をやりに来ます。
明らかにケガで保護しなくてはならないときは、まずは保温を考えて下さい。
何の用意もないときは、ペットボトル等にお湯を入れ、タオルで包んで、
そばに入れるのがお手軽です。後は一刻も早く獣医さんへ。又は保護
センターに連絡しましょう。野鳥の保護は許可制ですからご注意を。

関係各所の皆様、今年もいよいよ「雛の大行列」の時期になりました！
雛の保護についてはいろいろご意見もおありかと思いますが、雛を保護
される方々の善意を大事に、がんばりましょうね！！