意見交換掲示板 2000年4月19日(水)20時36分

膝蓋骨脱臼は小型犬によくみられる異常の一つですが、、

手術は疼痛を伴っている場合に適応となりますから、この子は手術の適応症例だったと思います。
手術手技はいろいろあり、その組み合わせで行われています。
この手術で失敗があるのは、膝の軸（アライメント）を正常に戻すために手術を行うのですが、麻酔下で膝に力が入っていない状態での手術中にはアライメントが正常になったようにみえて、
麻酔から覚醒すると実際には過矯正であったり矯正が足りなかったりする事が一番の原因です。
また、術式にいろいろあり過ぎて、選択に迷いどこまで行うか自信が無い場合には中途半端に手術を終えることも原因の一つです。

当然数ある術式の中には難しいものもありますし、その方法を使わないでも間に合っていて未経験の術式もあることと思います。
『難儀なこっちゃ』という発言はかっこわるいけれども、人として気持ちは少しわかります。
けれども再手術になるのでしたら今後の見通しをきちんと説明してもらってからの方が安心だと思います。

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