獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200004-33

マルチレス
投稿日 2000年4月3日(月)17時20分 プロキオン

4月2日のチビコロコンビさんへ
アレルギーは体内に抗原となる物質が入ることによって、
抗体が生じ、その結果として発現します。したがってアレ
ルギー発症以前に1回は抗原に感作されている必要があり
ます。2回目の接種で出てもおかしくはありません。
症状の中に(?)がつくのもないではないですが、ステロ
イドの投与で無事回復されているのであれば、アレルギー
かもしれません。

4月2日のNAOKOさんへ
日本語で書き込んでも、読めますよね?
拾われたのが、赤裸の雛鳥のようですので残念ながら、す
でに結果が出てしまっているかもしれませんね。
一般的には、体温を下げないように保温を施し、種類に応
じて餌を給餌することになります。種類が不明な場合が多
々ありますので、野鳥用の五分餌や一時的にゆでた卵の卵
黄などを与えることもあります。鳥の種類や育雛経験のあ
る方、野鳥救護用のシェルターの存在を調べておく必要が
今後のためには必要かもしれません。

4月2日のちーすけさんへ
残念ながら伝染性腹膜炎は仰せのとおりの疾病です。では
治療は必要ないかというとそうとも思えません。
残された猫の人生をどう過ごさせてあげるのか、どのよう
にしてあげたら飼い主として悔いを残さずにすむかを考え
たらと思います。

4月2日のかほりさんへ
雀は親鳥だったのでしょうか? 立てない・歩けない・飛
べないのでしたら、野生下ではちょっと厳しいですね。
まずは、外傷や骨折がないかチェックしてみて下さい。脳
挫傷のようなものが原因でしたら、雀自身の運不運としか
言いようがないかもしれません。
# 軽度のものでしたら、そこそこの改善はありますが。

4月3日のぷーさんへ
書き込みからでは返答は困難と思われます。軟口蓋・硬口
蓋、どこにどのくらいの大きさでどのようにということが
不明です。お近くの病院で診察を受けたうえでお尋ねにな
るべきかと思います。
ある大横綱の犬がこの疾病で手術を受けたのですが、(有
頚皮弁移植による整復)、口腔内のことですので自分で移
植片を破ってしまい、2度の手術になったことを知ってい
ます。結局、この犬は整復は不能でした。
獣医師の手技とは別に犬の性格も大きく関係してくると思
います、成功率何パーセントとは出せないように考えます。

書き込みから推測して、哺乳中の赤ちゃんということであ
れば(兎唇)、唇だけの閉鎖はそう困難ではありません。
と言いながら、私自身の経験では、縫うはじから母犬に糸
を咬みきられました。口腔内にまで裂創がおよんでいる子
犬なら、これはかなり難しい症例です。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。