獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200004-350

YUKAさんへ
投稿日 2000年4月28日(金)20時18分 ka


セキセイちゃん、卵を産んでしまったのですか。
卵は、1個で終わりという事は少ないです。今後の発情の心配はとりあえずおいて、これから続くかもしれない一連の産卵について。
まず、卵は取らずにそのままにしてあげてください。その気があるなら2個目から温め始めます。大体2週間くらいで自分が欲しい必要数を産みそろえます。温め始めなくてもとりあえずそのままにしておいてあげてください。止まり木から産み落としたりして、割れてしまったものは腐ってしまうので取った方が良いかもしれません。ポイントは極力卵を取り出さない事(必要数になるまで産み足そうとするため。普通5〜6個。手乗りの中にはそういう執着がない子もいるそうですが)。
環境では、28〜30℃で常時一定温度の保温。保温は鳥に何かあったときの基本ですね。あとはボレー粉カットルボン青菜、うちの場合は産卵時期は吐き気がある(つわりみたいなの?)のでそれを緩和するという鳥用の炭(大手ショップでないと手に入りにくいかもしれないですが)とか。
病鳥のような扱いですが、5〜6月齢だとちゃんと卵を作れる身体になりきっていないかもしれないので、軟卵、卵秘の心配があるかな、と。お尻のあたりが膨らんだ状態が3日以上続いて羽を膨らましてじっとしていたら卵秘決定で、これは命にかかわりますので即獣医さんへ。こうならないように保温を徹底して下さい。

今後の発情抑制は様子が落ち着いてから考える、で良いと思います。半年で産み始めた子は、かなり手ごわいかもしれないです…。


◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。