３月３０日の　きのこさんへ
シェルティーの首のシコリとのことですが、これはやはり
目で見てみないと分かりかねます。
近所の病院へご相談下さい。

３月３１日の　ビーンズさんへ
私の病院へも１頭肛門腺の除去をした犬が来ます。何年か
前に手術されたそうのなのですが、やはり小さなシコリが
あります。手術時の肉芽組織が搬痕化したものか、あるい
は部分的な残存なのか、化膿した痕なのか私には判断でき
ていません。
したがって、直接目にしていない症例ではなお分かりかね
ます。主治医の先生に１歩踏み込んで質問されるか、黙っ
て経過を見るかでしょうね。


３月３１日の　りんさんへ
ＡＡＡの運動に興味をおもちですか？　「獣医師の自己満
足」ですか？　う〜ん、痛い突き方をされる。

私が参加しているグループでも、その話はいつも出ていま
す。でも、施設の職員の方に言わせると「あれでも、本人
達は喜んでいます。それを表現できないだけなんですよ。」
とのことでした。
確かに、泣き出してしまう人も中にはいます。でも、次の
機会にお休みしますかと尋ねると、本人は出ると答えるそ
です。
犬や猫を撫でて下さいというと、叩いてしまう人もいます。
本人は撫でたいのですが、それができないのです。撫でて
いるつもりが体の自由がきかなくて、端から見ていると叩
いているとしか見えないのです。

それでも、そんな半身不随の人達が犬と歩きたがります。
寝たきりで右腕だけしか動かない人が猫を抱きたがります。
口角に唾やヨダレを溜めて、一生懸命に自分の話を聞いて
貰いたがります。
痴呆症の人達は、もっと積極的です。私達に拍手をしてく
れたり、動物達ともいっしょに遊びたがります。施設の職
員に８割が痴呆症ですよと教えて貰うまでは、私自身まっ
たくそのことに気づきませんでした。「本当なんですか？」
と尋ねたところ、「いつもこうだと良いのですが、皆さん
が帰られて１０分もすれば、きれいに忘れています」との
ことでした。
だから、自己満足と言われれば、そうかもしれません。
でも、施設の職員の方達は喜んでくれています。普段なかな
か見せてくれない顔をいとも簡単に見せてくれるからです。
入居者の方は実際には外部の人間と話をしたいだけかもしれ
ません。でも、健常者でも知らない土地へ行って友人を作り
たかったら、まず動物を飼いなさいというではありませんか。
犬や猫が会話のきっかけでも良いと思うし、リハビリ続きの
生活の中に変化がつくだけでも有意義ではないでしょうか？

実際のところ、私達の名前を覚えてくださって、手を握りな
がら「また、来て下さいね」と涙で頼まれると、やはりこれ
っきりというわけにはいきません。犬や猫を連れていってお
話をするくらいでそこまで感謝されるとは私も参加するまで
は想像していませんでした。

自己満足かもしれないし、施設職員の人達にうまく乗せられ
ているのかもしれないし、まあ、そんなことは大したことで
はないです。入居者の人達が演技しているわけでもなさそう
なので。自分が納得できれば参加する、疑問があれば参加し
ないというのが私のスタンスです。

１つりんさんにお返しすることがあるとすれば、「獣医師の」
という点についてです。
私のグループでは獣医師の参加の方が多いのですが、普通は
一般の飼い主さん方の参加が多いものです。獣医師でないと
できない活動でもないし、見ているよりは参加した方がおも
しろいですよ。入居者の方と直にお話してみませんか？
回答はそこにあると思いますよ。