意見交換掲示板過去発言No.0000-200005-414
血統証を持つ動物達は・・・ |
投稿日 2000年5月30日(火)21時52分 おとら
猫飼いのおとらです。うちの猫達は雑種の猫です。どんな血の歴史を身体に秘めているのか皆目見当がつきません。おそらく洋猫の血が混じった事は一度や二度では無いことでしょう。今のところ大きな病気もせずいてくれるので、心も懐も助かっています。 血統証付きの猫達の美しさに目を奪われる事も多々有りますが、彼らの多くが血統を確立してしまった故の持病を持っている事に、驚きを隠せません。猫だけではなく、それは犬族にも該当することですが、残念ながらその当たり前の事実を飼育書等では、率先して記述をしておらず、購入して獣医に診察を受けて初めて知る飼い主たちが後を絶たないのは、非常に残念であります。 もちろん、ペットショップ等はボランティア活動ではなくあくまでも営利企業ですから、中には長期在庫は避けたい一心で、何も知らない客に対して悪徳な商売を展開する店も有ります。 しかしながら生き物を飼うということは、シュミレーションゲームでは無く実際の命を育んでいくもですから、知らなかったでは済まされない事が多くあります。今ペットは、昔ながらの家畜延長での飼育から近年は人生のパートナーに姿、役割を変えてきています。 こういう現状で私たちがしなければならない事は、情報を集めきちんとした知識を持ち、自分たちが飼える生き物は何かを見極めることではないですか? 保険が利かないのが当たり前の事実です。寿命も延びました。治療法も随分増えました。しかし一匹の猫、犬が購入から死ぬまでいくらのお金が掛かるか事前に計算することも不可能ではありません。どうか、動物を飼う時はある意味覚悟をしてからにして下さい。 不用動物の未来は残念ながら無いと思って下さい。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |