意見交換掲示板過去発言No.0000-200006-12
みなさん、ご意見ありがとうございました(ネット医療) |
投稿日 2000年6月1日(木)17時07分 鈴木
ムクムク先生の注意書きはいつも読んでおり、私もほぼ同意見だと感じております。 しかし、ここ以外にも医療相談をおこなっているHP、病院は数え切れないほどありますし、 これから何か問題がおきそうで正直怖いです。 私がこの問題について考えたのは、 飼い主さんが病院に行かず、ネットでの簡易診断をもとめ、 獣医師またはそれに準じる人がレスポンスをし、飼い主さんがそのレス通りに行動して、 それが不適切であったためにそのペットの症状が悪化 または最悪死亡したら一体誰が責任をとるのか、ということを危惧したからです。 また、セカンドオピニオンを求めるという場合、 従来診察している獣医師の方がはるかに多くの情報を得て、 適切な処置をおこなっているにも関わらず、ネットでの助言にまどわされて、 貴重な獣医師との信頼関係を失ってしまわないかというのも心配です。 私は、セカンドオピニオンを求める場合は、 複数の獣医師が同レベルの情報をもっていなければ意味がないと考えています。 さらに、動物の診断・治療を行えるのは獣医師のみと法律で定められていますが、 獣医師でない人が獣医師と名のってさも正当な助言をすることも考えられます。 (これは詐欺として認められるのでしょうか・・・?) しかし飼い主さんにとってネットは非常に便利で、もはや欠かせないことも事実。 みなさんのご意見を参考に、 再度私なりの考えをまとめてみました。 <ネットで医療相談をする場合、飼い主さんに気をつけてもらうこと> ・健康でない動物については、必ず動物病院につれていく (安易に自分で病気の軽い・重いの判断をしない) ・ネットでの相談相手はたとえ獣医師と名のっていても、うのみにしない ・ネットでのセカンドオピニオンは参考程度にうけとめる <ネットで診療相談をされた獣医師が気をつけること> ・病院へ行くことをすすめる ・ネットでは診断に必要な情報のほんの数パーセントもつかめないことを認識してもらう ・病名や治療法が想像できても、決して断言しない(可能性程度に・・) |
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