獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200006-418

良い獣医・良くない獣医
投稿日 2000年6月28日(水)16時18分 風犬

こんにちわ。私は犬数頭と暮らしています。獣医ジプシーしました(笑)
現在は主治医と呼べる病院があります。基本的な症状はそちらで対応してもらっています。

良い獣医の条件
*触診に時間をかける。(おざなりにしない)
*問診を重要視する。(詳細に聞こうとする)
*必要な場合、きちんとした検査を行う。
*やたら薬を出さない。
*診断の根拠を説明してくれる。
*治療方針をいくつか出し、一緒に考えながら方針を決めてくれる。
*やたら高くない。
*質問には確実に対応して、根拠とともに説明がある。
*各個体の状態、性格等に合わせて方針を打ち出してくれる。
*分からないことは分からない、知らないことは知らないと言ってくれる。
*携帯などで緊急対応の用意をしてくれている。

自分のやっていることが本当に理解できている獣医師であれば、子供に話しても理解できるように全てを明確に説明することが可能です。

家でかかっている主治医の病院は、本当に患者さんの数が多いところなのですが、最近のオーナーさんは勉強熱心だし、よく質問してくれる人が多くなって嬉しいと話していました。

行きたくない獣医の条件
*ブームになったら突然、家を建て替えたり、高級外車に乗るようになった(笑)
*その病院で亡くなった子の家に翌年ワクチンの案内ハガキが届いた(笑)
*フィラリア薬とワクチンの値段がとても高い(笑)
*説明がよくわからない。
*質問すると厭な顔をする。
*一頭にかける時間が短い。
*雑誌などに連載記事を書いている(笑)
*勉強してくる患者さんに対して、鼻で笑って否定する(笑)
*獣医大を出ていることを知ると態度が急変する。
*診断や治療方針の根拠が曖昧
*領収書や明細書を出さない。
*治療費の明細が出ない。
*個体を問わず、開いていればやたら入院させたがる。
*薬が多い。

獣医療は日進月歩どころか、秒進分歩の分野です。
また、日本は欧米と比較して相当年数遅れているようです。
つまり、獣医大で学ぶことより卒業して臨床するようになってから学ぶことの方が圧倒的に多いということになります。
(それらを十分に理解し実践するための基礎知識が獣医大で学ぶ重要な部分ではないかと考えます)
そうした重要な情報をアップデイトしていくことは、生半可な努力では難しいです。

あと、これは私個人の選択基準でもありますが、獣医大での修学年数の変更後の獣医さんの方が信頼しやすいです。
国家試験は一度受かれば一生もんですから、その後アップデイトしているかしていないかで大差がでます。
獣医病院乱立時代ですのでオーナーも値段だけじゃなく、勉強して選びたいものです。
そうすれば今後、良い意味で淘汰されていくことでしょう。

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