５月の連休中に我が家に子犬が来たので、その子が落ち着く頃を見計らって
勤務先の先輩の「幼なじみ」（既に還暦を過ぎていらっしゃる）という獣医
さんに健康診断と１回目のワクチン接種をお願いしました。
同僚もそこに行っていて評判も悪くないと言うし、全く知らないところに
突然行くよりちょっとでもツテがあった方が何かといいかなと思ったのが
間違いでした。

先方から指定された時間に行ってみるとまだ準備中だし、現在の健康状態を
私に聞くでもなく何の説明もないまま、突然５種のワクチンを打たれてしま
いせっかく持っていった「うんち」も診てもらえませんでした。
なんか納得できないまま、それから１週間ほど経った頃わんこが耳や身体を
痒がるので、もう一度連れていくことになってしまいました。
その時処置してくれたのは看護婦さんで、それも耳垢をとってくれただけ・・
暫くして先生が出てきて、「痒がるんだったら、一度薬用シャンプーを
しましょう。明日また来て。」とのこと。

翌日、何も知らないわんこと私は、すぐに終わるものだとばかり思っていたら
「終わったら連絡しますので、お預かりします。」の一言で引き離され、
終わったときには変なリボンを耳に付けられて・・・（痒がってるのに！！）
そしてトリマーさんが一言「目の周りの毛がちょっと薄いのでたぶん真菌性の
皮膚病だと思います。人にも移りますよ。広がらなければいいですけどね。」
「だったら、治療薬を出していただけませんか？」
そのまま帰されそうだったので、思わず言ってしまいました。
そしたら、おもむろにそのトリマーさんと看護婦さんが軟膏とオガ屑みたいな
飲み薬を出してくれたのですが、その時先生は全く姿を見せず話も聞けません
でした。

シャンプーのお陰か、あまり痒がらなくなりホッとしたのもつかの間、翌朝
わんこが突然嘔吐してもうビックリ！！
その後食欲もあって便も普通だったので暫く様子を見ていたけど、いつもより
少し熱っぽかったので、一応獣医さんに問い合わせの電話をしてみると
「抗生剤を出すから取りにいらっしゃい。犬は連れてこなくていいから。」
とのこと。（うそっ！こんなのあり？）
「でも、快食快便なんですよ！！」と念を押すと、
「だったら、バニラアイスに蜂蜜を混ぜてあげてみて。熱とるから。」と
言われました。
何気なく「昨日頂いた飲み薬はそのまま続けていていいのですか？」と訊ねると
「あぁ、毎月飲ませるフィラリアの薬ね。続けて。」のお答え。
家の犬がどんな犬で、どんな症状で薬を出したかも解らずに対応していたのかと
呆れると同時に恐ろしくなってしまいました。

その日の夕方、「うんち」に何かピンク色の物が混じっているのを見つけ
取り出してみると、家には存在しないプラスチックの固まりが・・・。

たった１週間やそこらで、これだけいろんな事があるといくら知り合いの
紹介でももう行くのはやめました。
今はわんこ仲間に教えてもらった２件目の病院でお世話になっていますが、
何もかもが対照的で、安心して診てもらっています。