獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200006-456

「名医」について
投稿日 2000年6月30日(金)23時34分 きたむらひろこ

「名医」について、私も書かせてください。みな様のと重複しますが。
トイ・プードル(もうすぐ9歳)とキャバリア(4ヶ月)の飼い主です。
うちのトイ・プードルを連れて、6年前に初めて行った時、その病院は、先生と奥さんだけで、やっておられました。
世間の動物の数も増え、大型犬も増えたせいでしょうか。いつかAHTさんが2人加わるようになりました。
この先生、「名医」だと思います。
飼い主さんと世間話はしないけれど(でも、気さくな方です)、動物の事はよく勉強されてるんだなぁ、と思います。
(何度か引越しして、獣医さんも何度も変わったのでそう思います。話好きだけど、処置は遅いし、料金もメモ書きみたいな紙で渡されて???という獣医さんも過去にいました)

アトピーと言われて、身体のあちこちから膿が出ていた、ブルテリアを連れて、ここで3軒目です、という飼い主さんがいました。ニキビダニを見つけて貰って、1ヶ月で散歩を楽しめるぐらいに元気になったと喜んでおられました。
私のトイ・プードルが8歳の時、眼球が濁ってきたような気がして、近所の獣医さんに(近くだから散歩のついでに)連れていったら懐中電灯でチラチラと見ただけで、白内障の予防のためにと目薬がでました。
その後、「名医」に、きちんと検査のための目薬をさして15分待ってから診てもらったら、年齢相応の変化で心配ないと言われました。
(あの時の目薬代3500円と、心の負担はなんだったんだ)
過剰医療をしないで、しかも必要な医療は薦めてくれる、生活者の視点に立った(選挙みたい)治療をしてくださるので、とても信頼しています。

さらに、私が尊敬しているのは、奥さんの方です。
忙しい先生をサポートし、先生と飼い主さん、飼い主さん同士の調整、それから飼い主さんの話の聞き役、電話の対応(電話の件数がやたら多い)と、めまぐるしく働いておられます。
飼い主さんの心のケアも一手に引き受けておられます。
ペットが病気になった時、飼い主は自分を責めますよね。どうしてもっと早く変化に気付かなかったかとか、自分の飼い方がまずかったとか、このまま治らなかったらどうしよう、とか。
私は、自分の犬が手術が必要と言われた時、この奥さんがいなければ、うつ病で寝込んでいただろうと思います。
他の飼い主さんから「休日はなかなか連絡がつかない」と聞いていますが、あれだけ忙しくしておられて、それは仕方ないだろうな、と思っています。あのご夫婦に倒れられたら、私たち本当に困りますもの。
(でも、休日、不安ですけどね)


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