意見交換掲示板過去発言No.0000-200007-4
Re:原因は何? & 飼い主はどこまで・・・ |
投稿日 2000年7月1日(土)10時41分 Suzuka
人医です。 チワワ2頭と甲斐犬1頭を飼っております。 ヒロ様、腰椎椎間板ヘルニアや、椎骨(背骨)の亜脱臼、椎骨の変形によって、 腰の部分の脊髄や脊髄から伸びている神経が圧迫されると足に障害が出ること はよくあります。 左右差がみられることも珍しくありません。 MRIという画像診断検査によって、このような神経の圧迫がおきているかは 調べることができますが、理学的所見(どの神経の支配領域がおかされている か運動障害や知覚障害の範囲を診察によって調べる)によってもほぼ診断可能 ですので、主治医の先生が腰の障害から来ているものと判断されているのであ れば、あえて、MRIを撮るまでもないとは思いますが・・・ ナディア様、人間であれば、家族が何か病気や怪我をしたときに、『家庭の医学』 などを必死でひもといて、似た症状がないかとか、どういう検査があるのかとか、 治療はどうするのか、等調べるのではないでしょうか? もし、動物を本当に家族と思っている飼い主であれば、同じように調べようとす るのではないかと思うのです。 そして、調べようと思ったら、今の世の中、いくらでも調べる方法はあります。 珍しい動物はともかくとして、犬・猫・家禽などについては、かなりの書物・雑誌 が書店や図書館に溢れていますし、インターネットの検索でも『こんな稀な疾患な のに・・・』と思うような疾患までひっかかってきます。 もちろん、ふだんから(動物が元気なときから)、こういう情報網に折に触れて 目を通している方が手がかりをみつけやすいものです。 そういう、『知ろうとする姿勢』を持ち続けていれば、自然と知識はつくものです し、疑問点もうかびあがってくるものと思うのですが、いかがでしょうか? |
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