意見交換掲示板過去発言No.0000-200008-312
林田様へ、おばちゃんからひとこと |
投稿日 2000年8月25日(金)10時57分 きたむらひろこ
今の友人が同じメンバーでずっと交流が続くという事は、ありえない事で、学校が変わったり、仕事が変わったり、引っ越したり、結婚したり、出産したり。 お互い違う環境で生活する事によって、違う体験をし、情報交換し、お互いを刺激しあい、高めあうという事もあると思います。離れていても、今までより尊敬しあえる友達になれることもあります。時間差があっても、交流を持つ事は出来ると思うんです。一緒に遊びに行ったりできなくても、顔を見て話する時間はなくても、ケータイもメールも出来るし、年賀状も出せるし。 それより、いちばん大事なのは本当に好きな、やりたい事は何か、を、見つける事ではないでしょうか? そしてそれが見つかったなら(林田さんの場合、それがAHTという仕事なのですね?)、自分の考えにあった職場を探すことがとても重要だと思います。 私のちょっと知ってるAHTさんで、とても勉強熱心な方がいらっしゃいます。結婚しても、お母さんになっても、産休をとりながらも、復帰して仕事を続けています。ハードですが、一生懸命働いている姿を見て、協力者が現れて来るようです。保育所仲間のお母さん達とか。(急患が飛び込んだ時に、他のお母さんが、自分の子供のお迎えの時、一緒に連れ帰って、ご飯食べさせてくれたりとか) そのAHTさんは、専門職は勉強し続けなければいけない、と言って、よく勉強会とか講習会とかに参加されます。雇い主である先生もまた、獣医さんの集まりで勉強されているわけですが、ときたま、自分が習ってきた事と、先生が得られた情報とが違っていて、飼い主さんに説明されているのを横で聞いて、アレッ?と思う事もあるそうです(でも、AHTが勤務中に個人的意見を言う事はできない)。 臨床医学の分野もそうでしょうが、行動学の分野は、問題の原因を特定するのが難しく、いろんな解釈があるそうですね。 うまくいっている関係でも、多少の意見の食い違いはあるわけで、それが、人生観、価値観の違いなど、もっと根本的なものだったら、とても、働き続けることが辛くなると思うんです。事務員さんなんかと違い、お互いの連携がないと出来ない仕事ですもんね。 雇っていただく先生や、先輩のAHTさんが、尊敬できそうな人かどうか、よく考えて決められては、と、思います。 何をやりたいか、は、重要ですが、誰を先生として選ぶか、も、重要だと思います。 寝る間を惜しんで勉強している専門職の人を、私は羨ましく思って見ています。私には、そこまで好きになれる仕事が、見つけられなかったので。 やりたい仕事に就けなかったおばちゃんからの、ひとことでした。 |
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