はじめまして、おとらです。
私も、夜間診療時間外に怪我をしたノラ猫を診ていただいたことがあります。（そのコは今うちの長男坊なんですが。）
その時、診て頂いた先生の対応なのですが、一時善意で助けたつもりでもこの猫のこれからの事をきちんと考えなければ、その善意は薄っぺらなものになってしまうという事を言われました。
そのネコは馴染みの深い地域猫だったので、怪我が治れば近所のネコおばさん達の元に戻しまたそこで暮らせるようにと思っていました。がしかし、思いのほか怪我が重く長期に渡って保護しなければならなくなり、人馴れしていることもあり里親を捜すことになりました。
で、結局うちが引き取ったんですけど。（情が移りますね、一緒にいると。）
私の感想としては、「きちんと貴方が責任を持ってこのネコに対応してやって下さい。」と先生に言われたことは良かったことと受け止めています。
あそこでもし、金銭や責任の所在がはっきりとしていなかったら、今私は猫とこんなに繋がっていることは無かっただろうし、ネコを飼うという事にこんなにも責任感を持って対応できなかったと思うのです。
そういう意味では、権兵衛先生の病院でされている対応は問題は無いと思います。
病院はあくまで病院であって、動物保護機関では無いのですから、出来る限りの事を病院側もするということで十分のように思えます。
ただ、所属不明の動物達を持ち込んで来る『善意ある人々』に、生き物に対する『責任』というものを、きちんと教えてあげてほしいものです。
せっかくの『善意』ですから、『責任感』を付けて重厚なものにしてあげたいですね。