意見交換掲示板過去発言No.0000-200009-34
よい獣医さんはどこにいる |
投稿日 2000年9月3日(日)13時16分 きたむらひろこ
久しぶりに大きな本屋さんをぶらついていて、こんなタイトルの本を見つけ買ってきました。 ゴールデンレトリバーを医療過誤て゜亡くした飼い主の訴訟の話から始まります。 話し合いの席で、飼い主から説明を求められた獣医さんが、 「私は医者だ!医者は神様の次に偉いと思っている。その医者に向かってこんな質問は失礼だ。そんな質問には答えられないし、こんな馬鹿は相手にできない。」と怒り、和解できなかった、というものです。 いるいる、こういう高圧的な人、と、思ってしまいました。でも、これが、お医者さんや、獣医さんだったら、本当に怖いですよねぇ。 トラブルをしょっちゅう起こしている先生は、対処に慣れていて、最初から弁護士を連れてくる、そういう先生に限って、テレビに出たり本を書いたりしていて、一般的には名医として通っている事が多い、らしいです。 ひどい先生についてだけ書かれている訳ではなく、 優しい先生の事も書かれています。 「動物が病気になって、飼い主さんは、参っているんだから、そんな飼い主さんの心の病をまず取り除いてあげないと。それがホームドクターには優先される事だ。動物が好きでなきゃいけない、だけどそれ以上に人間も好きでなくちゃいけない」と。 うんうん、うん、と、何度もうなづいてしまいました。 それから、料金を高くしたくない、けど医療機器は、そろえたい、勉強もしたい、家族を食べさせなければいけない、と言ったジレンマに悩む獣医さんの姿が、伝わって、そーかぁ、と、思う事もありました。 それから、狂犬病の注射は、本当は3年ぐらい効果が持続していて、毎年打つ必要はないのでは、 とか、 混合ワクチンは、幼犬の時に3回接種すれば、あとはパルボの追加を半年毎に2回するだけで、かなりの年月抗体が維持できる、といった事が書かれてあり、 これは、意外な、と、思いました。 獣医さんに悩む飼い主さんに是非読んでほしいナと、思いました。 そして、読後感を聞かせてください。 まだ半分しか読んでないのに、投稿してしまいました。。。 WAVE出版「よい獣医さんはどこにいる」坂本徹也著です。 |
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