意見交換掲示板過去発言No.0000-200009-6
ハムの代理母 |
投稿日 2000年9月1日(金)13時52分 はたの
獣医師ではありませんがご参考まで。 ハムはあまり多く飼ったことはありませんが、マウスはかなり飼いました。 ハムに比べて群居性の強いマウスでさえ、人為的な代理母を努めさせるのは困難なので(自然に共同保育になることはあるが)、ましてやハム、日齢が大きく異なると相当困難と思います。子を食べてしまうリスクが高いでしょう。むしろ人工哺乳を考えられてはいかがですか? ネズミ類は濃い目の乳を授乳間隔を長くあけて哺乳します。哺乳は日に2〜3回以下ですむでしょう。実験に使う無菌マウスは出産前に帝王切開で取り出して無菌室の中で人工哺乳して育てることもあるぐらいで、つまり、0日齢からでも育てられる、ってことです。 やはりマウスですが母親が死んだため3日齢から育てたことがあります。ミルクはイヌネコ用をやや濃い目、日に3回、次第に減らす、針先をやすりで丸くした注射器にイカの足先を乳頭がわりにかぶせて使用、量は食欲と腹の膨らみ具合、透けてみえる量を勘案して決定しました。注入速度がはやすぎたり、満腹後にも飲ませつづけようとすると誤飲させるのに注意。ベストの方法ではな でしょうが(直接胃まで送り込むほうがよいかも)、ご参考まで。 どうしても代理母、ということであれば、代理母とその子も糞尿を薄めて預ける子たちにまぶし、さらに両方の子供たちを少し湿っている状態で調理ボウル等に入れてゆすって接触させ臭いを混ぜる。その後、代理母のケージ内の巣箱の「外」に置く、といった方法が考えられます。が、そう簡単ではなく、おまけに本来の子も食われるリスクがあると思います。 |
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