獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200010-252

ビッキー様   みかんの場合
投稿日 2000年10月20日(金)22時42分 みかん


我が家では4年前に7歳の犬を亡くしました。解剖をして分かったのですが、脾臓
に出来た悪性の腫瘍でした。
やはり、いちばん落ち込んだのはいつも一緒にいた私でした。いなくなってしまった
空間があまりにも大きくて毎日、毎日泣いてばかりいました。
もっと早く体調の異変に気が付いてあげていればとか、他の獣医さんだったら、死ぬ
ときはそばにいてくれたのではないかとか、四、六時中そんな事を考えて過ごして
いました。
と、同時に私の分かる範囲で人間、動物の死や医療、ペットロスに関する本を読みま
した。しかし、この悲しみを癒す方法は、見つかりませんでした。
このままでは、いけない。とにかく何か一歩進んでみなければと、それが、よい方法
かどうか、わからないまま、2ヶ月後に新しい家族を、迎え入れたのです。
やんちゃな仔犬に振り回され、私の気持ちも次第に落ち着いた日が、多くなってきま
した。しかし、ふとした動作に似たような姿を思い出し、涙する日々もありました。
でも今は、このやんちゃ娘に、あの時、一緒にいてくれてありがとう。と、感謝の気
持ちです。こんな日々が10ヶ月程続いたある日、新聞でペットロスの会と、いうの
があるのを知りさっそく入会し、フォーラムに参加しました。
そこには、いろいろな理由で動物達を亡くし、もんもんとした気持ちで参加なさった
方達が大勢いらっしゃいました。
各々が話す体験談に、獣医さん(7人程参加して下さいました)や、精神科医の先生
は、丁寧に時には厳しく答えてくださいました。
私には「その獣医に代わり、不誠実であったことを、あなたと、亡くなったワンちゃん
に、あやまります。本当にごめんなさい。」と、思いがけない言葉をかけてください
ました。その時私の思いを分かってくださる獣医さんもいらっしゃるんだと、嬉しく
本当に嬉しくおもいました。
また、「実際に、いろいろな獣医さんがいます。今、診てもらっているからと、義理
だてる必要は、ありません。どうぞ、名医を捜してください。それも、飼い主さんの
責任なのです。」と、言われました。
上手くいえませんが、亡くなった犬のことは、今の私をつくっている一部になってい
るような気がします。まだ、揺れ動く日々もありますが、やっと4年かかって、時が
こう思えるようにしてくれました。
ビッキー様、今は、本当に、おつらいと思います。
でも、嵐のような日々は、必ず止むと思います。

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