獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200011-152

マルチレス
投稿日 2000年11月15日(水)12時19分 プロキオン

11月14日の シロさんへ
セキセイインコが片足に負重しないようですが、これは程度の問題がわからな
いと皆さんお答えしようがないと思います。
単なる癖かもしれないし、骨折かもしれないし、言葉からだけでは判断できな
いとはずです。お近くの病院で相談された方が良いでしょう。

11月14日の まさきちさんへ
乳腺にできた腫瘍のようですから、悪性良性は犬では50%というところでし
ょうか。でも、本人がじゃまに感じているようなら、自分で傷つけてしまうこ
とが予想されます。この場合は良性といえども切除してあげた方が良いと考え
ます。飼い主さん自身の考え方とすれば、りんママさの書き込みが参考になる
のでは。

11月14日の ニールさんへ
私も月齢からは、充分に自力で餌を食べることに問題はないと思います。子猫
の側に何か原因があるように考えます。
離島で無獣医師地区ということですね。原因の究明という観点からは著しく問
題ありですので、ニールさんがとれるケアで最善を尽くされるしかないのかも
しれません。
おそらく、良い治療方法を知りたいという意味で書き込みをされたのではと推
測しますが、下痢の原因というのは非常に多岐にわたり、判断を誤るとかえっ
て逆効果になりかねません。したがって、すでに書き込まれているケアを参考
に頑張って欲しいと考えます。

11月14日の はじめましてさんへ
結石を溶解させるための療法食であれば、これに他の食事をまぜて与えたので
は意味がなくなってしまいます。主治医の先生の指事を尊重して下さい。
私の病院でも、S/Dタイプの療法食はあまり嫌われていませんので、普通に考
えるなら、特に問題はないと思います。問題になる場合は今までに患者本人が
どのような食事を食べてきたかということになります。
そのような場合でしたら、今回のことが食事を見直す良い機会になるのではな
いでしょうか?

11月14日の Monさんへ
前足の反転とのことですが、どこがどうなってこうなるにいたったという情報
がないと治療指針はたたないと思います。
最低限レントゲンの撮影はしておかれた方が良いでしょう。治療が可能か否か
ということはそれから先のことですし、手術できるという獣医師を捜すのはさ
らにその先のことになります。
# 雑誌に掲載されるような手術をそのまま近所の病院で実施可能と考えてい
  る飼い主さんも多い様ですが、人間でもメジャーオペレーションを近所の
  町医者でとはならないですよね。
  大学病院でとは申しませんが、その分野で卓越した技量をもった獣医師と
  いうのはやはり限られてくるのではないでしょうか。

11月14日の ともさんへ
子宮内膜炎ということであれば、抗生物質で病状を押さえ込むことは不可能で
はないかもしれませんが、蓄膿症ということであれば、これは早期に手術が望
まれます。犬でも猫でも子宮蓄膿症が問題にになるのは、腎不全を併発するた
めです。まして ハムスターは少ない水分で生きていくことができるように腎
臓の再吸収能力が高く、それだけ腎臓に依存していると言えます。それだけに
危険な疾病なのです。
卵胞血腫からも出血がありますし、尿路系からの出血もありえます。まずは、
診断を確定することが大事です。診断に間違いがないのであれば、あとは飼い
主さんの考え方次第です。

11月15日の ネコバスさんへ
食べるときに痛がるとのことですが、口内炎はありますか?
折れた歯から歯髄の感染がおきていませんか?
顎が受け口になっているそうですが、生まれつきですか?
顎の脱臼があるとは可能性はありませんか?
一度キチンと診察を受けた方が良いでしょう。

11月15日の ななさんへ
体にある脂肪細胞が過剰な脂肪を蓄積した状態も、それが部分的に形成された
状態も「脂肪腫」と表現されることがあります。細胞数が増殖しているわけで
はないので、これらはむろん腫瘍ではありません。皮下に蓄積された脂肪が炎
症を起こしているのなら、そちらの治療をすることになります。
ただし、名称は似ていても「脂肪肉腫」という疾病もありますので、注意が必
要です。こちらは、少々やっかいです。

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