意見交換掲示板過去発言No.0000-200011-233
やまちゃんさん;オカメインコの件 |
投稿日 2000年11月20日(月)19時53分 ケンケン
はじめまして、鳥を飼っているケンケンと申します。獣医ではありませんが参考になれば幸いです。 さて、オカメインコちゃんについてですが、差し餌の基本は「そのうがからっぽになったら与える」と「腹八分」です。 未消化のままの餌がそ嚢に残っている状態で次の差し餌を与えると「そ嚢炎」「食滞」など厄介な病気になってしまいます。 ふくれたそ嚢がしぼまないままであるなら、軽いそ嚢炎の疑いもありますので、一度きちんと鳥を診察できる病院でそ嚢の 検査を受けることをお薦めします。 さて、餌離れの失敗(大人の餌に切り替わることができない)や、そ嚢炎はオカメインコに多い問題ですが、それはオカメインコの「甘えんぼな性格」が災いしていると考えられます。 飼主をみるとつい甘えてしまう性格ですので、食事をとらせたら、暖かくして刺激しないようあまりそばに寄らないようにしてあげてください。手乗りにするにはもうすこし大きくなってからでも充分間に合いますよ。 <蛇足> 生後三週間とのことですが、差し餌の後、足元に「アワ穂」「ムキエサ」「小さめのペレット」をまいてあげると、退屈している時にかじり始め、すんなりと大人の餌に切り替えることができます。 「生後何日で大人の餌」とか「こういう仕種をしたら大人の餌」という記述の書籍が多いのですが、そうなる前に「大人の餌」がどんなものかを学んでもらわないと、いきなり与えられても鳥(ましてやヒナ)には食べれるかどうかわかりません。鳥によっては「飼主に突き放された」と勘違いして、ますます「大人の餌拒否症」になることもあります。 以上、参考になれば幸いです。 http://www.pricco.com/cafe/frame.html |
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