獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200012-16

田口さまありがとうございます。
投稿日 2000年12月2日(土)01時49分 やまもと

こんばんは。田口さま。ご返答ありがとうございます。
>このテーマは難しい問題が多くて適切な解答は無いのかも知れませんが、、、
そうですね。あり方の分野の話には何が正しくて何が正しくなくというのがなく、
答えもありません。ただ、今回私がやりはじめたことは、解答を見つける意図は
ありません。いろんな人たちと、動物・獣医師・飼い主との関係をどう創り、
同じ地球に生きているものとして、どうある私たちなのか?ということを
会話し続けることで、常に自分が知らないという立場から、関係を創り出す。
そして、会話することで今ある背景を掴むことに意図があります。
なぜ会話なのか?
目の前にいる命を救うことの方が大切なのではないか?保護することの方が
大切なのではないか?と思われる方はたくさんいると思います。
この地球上で言語を持った生命が人間だけで、そして、人間はいろんなことを
創り出してきた。ということから観たとき、今起こっていることは私たちの
会話から創り出されているのでは?と観ることもできます。
そして、何かが起こる背景やあり方も会話から創られているのかもしれない。
だとしたら、会話することで、どんな背景から動物に起こっているいろんなことが
起きているのかを掴むことができるかもしれないからです。
私は、今起こっている動物の問題の具体例は情報や知識として知っています。
ただ、背景は、何も知らないことに気が付きました。
あり方も一つの背景として観たとき、私たちがどうある。という会話をし続ける
ことで、動物と人が共に、ただいっしょにいることのできる地球を創り出せる
かもしれません。もしかしたら、今まで絶対問題を解消するのは不可能だ。
と思っていたことも背景が変わったら、解消することが可能かもしれません。
動物愛護・保護団体の方々も、そのためにいろいろ活動をされている。
そして、獣医師の先生方も目の前にある命を救う仕事をしている。
私は、自分の目の前に現れた命と生きることで、いっしょにいることで、
命について、会話し続けることをする。
そして、今書き込んでいます。

動物と共に暮らすということは、私たちが動物の命や自分の命。医療について。
殺処分について。常に会話し続ける必要があるからこそ、獣医師広報版も存在
していると受け取っています。

>基本的には今話題になっているインフォームドコンセントが大切だと考えています。
私もそう思います。ただ、インフォームドコンセントと言っても、これがそうだ。
ということがないと考えています。だとしたら、私たちはインフォームドコンセント
についても、いろんな観点から会話し続ける必要があるのではないでしょうか?
私は、インフォームドコンセントについて詳しくは知りません。
ただ、飼い主として、家族の命をあずけるのに、獣医師の先生と信頼を創るって
ところから、わからないことは何でも聞きます。たまに聞きすぎて、おおげさに
思われているなと感じることもあります。猫を亡くした怖さからくる不安もあります。
注射の副作用はないかどうか?もし症状が出るとしたらどんな症状で、どれくらいの
時間様子を見ておく必要があるか?このクスリはどんなクスリか?今、起きている
症状はどんな病気なのか?また、どんなことに気を付ける必要があるのか?
ほとんど質問攻めの状態です。先生も懲りずに答えてくれます。

インフォームドコンセントは、ただ、情報を知ることだけが意図ではないですよね。
その会話をすることの中で、飼い主と獣医師の先生との信頼関係を創り出したり。
また、飼い主がその会話から落ち着きを取り戻すと、動物も落ち着いたり。
インフォームドコンセントは、もしかしたら、動物と人間のコミュニケーションを
通す役割をもっているのかもしれない。とも思うのです。
そこで通りはじめたコミュニケーションによって、動物の微妙な症状を感じ取ったり、
また、動物も何かを感じ取っているのではないかと思います。

>当然、飼い主さんが病気について勉強されることは歓迎しています。
獣医師の先生の側から観たとき、飼い主さんに病気について勉強することを
どのくらい求めているのでしょうか?
基本的にこれだけは知っていて欲しいということはどんなことでしょうか?
家は、猫の家庭の医学という本を読んだり、本屋さんに行って、病気と症状
が書かれたものを読んだりしています。ただ、専門的なことになると、
やはりわからないことが多いです。

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