意見交換掲示板過去発言No.0000-200101-25
海外の獣医学部への進学に関して |
投稿日 2001年1月5日(金)13時07分 ac
ミントさんへ 海外で獣医学部に入学したいとのことですが、私の知る限りでお答えしますと 1.アメリカではまず基礎教養系の大学に4年間在学し、必要な単位を優秀な成績で 取得したものが獣医学専門分野を持つ大学に進学し4年間在籍します。 また、専門の4年間では日本の獣医大と異なりすぐに臨床に対応出来るよう 現場の教育がされています。 よって現場教育に乏しい日本の大学に居る6年とアメリカの合計8年はさほど 大差ないように感じます。 2.オーストラリアは獣医大は6年間のようです。 オーストラリアの大学への入学方法は以前にここで相談に乗った人が 希望していたマードック大のHPに書かれていました。 それによると、外国人が入学を希望する場合、特にアジア人は生物系の 大学で数学、生物、化学の基礎教養単位を優秀な成績で取ること が審査される第一条件らしいです。 その他の方法では、現地では大学と高校の中間に基礎教養だけを学ぶ 専門学校のような制度があり、ここで優秀な成績を修めたものが 希望の大学に進学できるようです。 その他の国に関してはわかりませんが、イギリスは大学入学に共通テストみたいな ものがあるようです。 以上が私の知る限りですが、アメリカやカナダなどの移民の国は比較的に外国人が 留学する環境や制度が整っており、おすすめできるそうです。その他の国は外国人に対する 入学基準や制度が曖昧な部分があったり、環境が整っておらず大変でしょう。 ただ、言えることはどこでもそれなりの年数がかかります。 それは実習に大変時間がかけられてる為であることを理解してください。 その上、数学、生物、化学、物理など広い科目での優秀な成績を求められます。 また、お金も大学にかかる金額だけで年間200万以上です。 その点も留意してください。 基本的には居学部で留学するのと変わらないので、その辺りを参考にすると 良いでしょう。 |
|
|
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」 ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴) サポーターや広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)、 多くの人々に支えられています。 獣医師広報板へのリンク・サポーター募集・ボランティアスタッフ募集・プライバシーポリシー 獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。 @mukumuku_vetsさんをフォロー
Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved |