意見交換掲示板過去発言No.0000-200102-86
RE 犬の食欲 |
投稿日 2001年2月9日(金)20時16分 田口正行
この子の食欲が病気とは限りませんが、食欲の亢進が病気に関連して起こる事があります。 食欲の有効刺激はブドウ糖、インシュリン、遊離脂肪酸です。 低血糖、インスリンの減少、遊離脂肪酸の増加は食欲を刺激すると考えられています。 遊離脂肪酸を増やすはたらきをするホルモンがエピネフリン、成長ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン 、コルチゾールなどがあり、病的な食欲亢進ではこれらの内分泌系に異常を来している可能性が高くなります。 その代表的な疾患が、副腎皮質機能亢進症です。 この病気に伴う症状には他に、多飲多尿、腹部の下垂、筋肉の虚弱などがあります。 また、てんかん発作や性格の変化などがある様でしたら脳の疾患も可能性はあるかもしれません(一般的ではありませんが、)。 心配でしたら、一度動物病院への受診をお勧めします。 食事の回数については高齢になっている事もありますから、一日2回の方が好ましいと思います。 |
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