獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200104-377

個別に返事希望です
投稿日 2001年4月27日(金)04時14分 SHOW

T臨床獣医師さんへ

実際に遺伝性疾患を持つ犬を飼い、且つ無知により繁殖をしてしまったSHOWです。
そもそも、元の話では「遺伝性疾患の動物や飼い主は苦しんでいるか」だった筈です。
実際に体験者として「苦しんでいる」と答えているのに対して「不幸」を持ち出すのはお門違いです。
たしかに遺伝性疾患で視診で解る症状であれば、端の人は「不幸」の烙印を押しがちです。
確かに症状が出始めた時には本動物もオーナーもわが身の不幸を嘆きます。
が、不幸を嘆いても遺伝「性」疾患には対象療法しかない場合が多いのは臨床経験者であればお分かりの事と思います。
そして根本的に直せない疾患であれば不幸を嘆いていてもしかたがないので、それでも得られる幸福を追求するのは自然の事だと思いませんか?
貴方が「遺伝性疾患の動物もオーナーも苦しんでいるようには見えない」と言われたのは苦しみをなんとか克服して、その状態の中でも幸福を求めているからだとは考えられないのですか?

そして、一番の問題は貴方が臨床獣医師でありながら「遺伝『性』疾患」と「遺伝『子』疾患」の区別を付けられない様な発言をしている事です。
貴方の言う片○(差別用語なので伏字にさせていただきます)は遺伝子疾患を指しているのではないでしょうか?
遺伝子疾患は遺伝性疾患になる可能性があったとしても遺伝性疾患ではないのです。
更に付け加えるなら、事故等に依って障害が出てしまった動物までもを一緒に論議する事は事態の混乱を招く事ですので、遺伝性疾患・遺伝子疾患・後天的障害を一括りにしないで下さい。

遺伝性疾患の動物を飼って、更に繁殖をした者として既に発言はしましたが、もう一度繰り返します。
確かに現在は「常時苦しい」とは思いません。が、発症時や確定診断を下された時は常時苦しかったです。
ですが、いつまでも常時苦しい状態では生きて行けませんし、ましてや動物に負担がかかることです。そして、その動物に為に出来る範囲での努力をして苦しまないようにしている人を捕まえて「苦しんでいないように見える」と言われたのでは、言葉の暴力です。
逆に「遺伝性疾患の動物とオーナーが苦しんで、苦しんでもなんとか幸福を求めよう」としている事を否定されているようです。
あなたがここで発言している言葉は実際に遺伝性疾患・遺伝子疾患・後天的障害を持った動物のオーナーを苦しめている事に何故気付かないのですか?

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