意見交換掲示板過去発言No.0000-200104-389
言葉では表現できないもの |
投稿日 2001年4月27日(金)13時23分 Yuki
先日から皆様の意見を読ませていただいています。 我が家の犬は先月ある病気と診断されました。即刻命にかかわる病気ではありませんが、一生薬の投与が必要なこと、完治することはなく病状は進行していくこと、徹底した生活習慣の管理が必要なこと等々説明を受けました。 犬の見た目は何ら今までと変わりません。七転八倒するような痛みも伴っていません。 でも私は診断されたこの1ヶ月間、情けないことに泣いてばかりいました。 当の犬本人は自分が病気であることすらわかっていないと思います。ですから、犬自身の痛みや不安や腹立ちを私が感じたわけではなく、私自身に対する腹立ち、不安、せめて苦痛を伴わないようにという願い・・など具体的に表現できないような思いで苦しみました。 自分の大切にしている人が病気になったり、産まれてきた子供がもし障害をもっていたら・・それが人間であっても動物であっても「苦しみ」は同じだと思います。 一緒に暮らしている動物を擬人化しすぎてはいけない、とよく言われます。 でも先天的にしろ後天的にしろ、もし足の1本無い犬がいたとしたら「他の犬と同じように思いっきり走らせてやりたい」と思うし、もし目の見えない猫がいたら「飛び回る虫や飛び跳ねるかえるを見せてやりたい」と思いませんか? 心の中でそう願っている人は傍から見たら「苦しんで」いるようには見えないかもしれない。 目に見える傷や言葉にできる痛みばかりが「苦しみ」ではないと思います。 だからこそ、この掲示板や他の動物関連サイトにもたくさん「動物達を救いたい」という人々が集まっているのではないでしょうか? 「何から救う?」「辛いと犬や猫が言っているのか?」「人間の自己満足」・・そんな理屈は抜きにして。 とりとめのない事を長々と書きましたが、私は病気であってもなくても一緒に暮らしている犬が大切です。 私だけでなく、このサイトにきている方々もみんなそうだと思います。 お互いにそう思って暮らしている人間と動物がもっともっと増えるといいですね。 |
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