意見交換掲示板過去発言No.0000-200104-406
エイズ猫と共に |
投稿日 2001年4月29日(日)20時58分 岩谷
猫屋様。 長年多くの猫達と過ごしている素朴な犬猫愛好家です。 ご参考になるかどうかわかりませんが、、。 エイズキャリア猫に関してです。 我が家には現在エイズキャリア2匹、白血病キャリア1匹、 FIP疑似陽性(少し数値が高い)1匹がおります。 その他の子達とは隔離した生活をしております。 つい最近なくなったエイズキャリアのオス猫は長年の野良生活の 最後の4年間を我が家で過ごしました。 ほとんどの生活を我が家の庭先と玄関内で過ごしましたが、 去勢手術をすることで行動範囲が狭まり、他の猫と接触を しなくなりましたので、術後、他の猫への感染はなかったと 思います。 経験上、エイズの感染は、喧嘩等のディープな接触のみと思います。 白血病は、もっと軽い接触、「舐め合い」「食器などの共有」で、 感染していくように思います。 エイズキャリアの子には、是非、避妊去勢手術をしてあげて下さい。 それが、本人にとっても、地域の他の猫の健康の為にも一番の 方法と思います。 もし、エイズキャリアの子を家に入れるとなりますと、ケージ飼いを お勧めします。(2段のケージ) 野良猫でも、避妊去勢手術をすると、室内の生活になれ、ケージ飼いが できるようになります。 我が家では、現在4匹のキャリアの子達はケージ飼いです。 置き場所は、犬がいる部屋に置いています。 ケージに入ったキャリア猫を、ノンキャリア猫の中に置いておくと、 ノンキャリア猫がケージ外からキャリア猫の餌に手を出しますので、 やはり、隔離しての飼育ができたらよろしいかと思います。 一部屋キャリア猫の為の部屋があれば良いのですが、住宅事情がありますので、 場所がとれない場合は、食器の共有、トイレの共有をしないことに十分に気を つけ、キャリアの子のケージを布で覆うなど、他の猫との接触に十分に気を つけることで、エイズキャリアの子は飼育可能と思います。 また、キャリアの子は免疫力が弱いだけですから、ストレスを与えず、 規則正しい生活を心がけ、日光浴、適度な運動などで、発病を迎えず、 長生きする子も多いと聞いています。 我が家に居着いたエイズキャリアの野良猫も、発病することなく 心不全で亡くなりました。我が家に居着いた時に既に老齢でしたから、 幸せな子だったと思っております。 また、我が家のキャリア猫4匹もいたって元気です。 |
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