意見交換掲示板過去発言No.0000-200105-283
RE フィラリア治療の選択 |
投稿日 2001年5月24日(木)22時29分 田口正行
フィラリアの抗原検査で強陽性の場合に飼い主に説明していることは、、、 成虫の寿命は5〜6年と考えられている為、可能であれば早期に成虫を取り除いてあげた方が良いこと。 抗原量が多い場合に選択される治療法は、手術、半量駆虫をして半年してから本駆虫、イベルメクチン+ピランテル製剤を16ヶ月間連続投与の3通りです。 当然初めから可能であれば本駆虫を行うこともありえます。 獣医師の経験にもよりますが、手術が比較的安全と考えられています。 駆虫は症例の選択を誤ると危険ですが、しっかりと状態を把握して行えばそれほど大きな問題は経験していません。 16ヶ月間の投薬(予防薬ですから月に一度です)では、成虫がかなり減ると言われていますが、実際の駆虫率が不明な点が問題かも知れません。 駆虫を選択された場合の注意点は主治医の先生からも説明があるかと思いますが、 簡単に僕が飼い主さんに話しているkとをまとめます。 成虫は7日目から肺動脈内で死にはじめるのでこの時期から3週間目までは特に激しい運動などに注意する。 異常がおこるのは注射当日と先にあげた理由から7日目が多いこと。 薬は筋肉内投与の薬ですが、もしももれるとかなり腫れることなどを説明しています。 |
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