意見交換掲示板過去発言No.0000-200105-321
マルチレス |
投稿日 2001年5月27日(日)12時42分 プロキオン
5月26日の bata−livさん りんママさんへ 早期の避妊手術については、確かにアメリカなどでは実施をすすめる動きもあ ります。日本においても犬猫診料の草分けともいえる有名なK先生が獣医師の 雑誌の中で早期の手術を勧めておられます。 日本において避妊去勢手術が何故広がらなかったかについて言及された中で手 術の適した時期に触れたものです。その時期については、りんママさんが言わ れた時期と概ね一致しています。その理由もさすがに筋は通っているのですが、 私としては、やはり7〜8月齢の時期に実施したいと考えています。 里親捜しや転居などで依頼を受けて3月くらいで実施する場合もありますが、 個人的には生後半年くらいからという先生が多いのではないでしょうか? 5月26日の mihoさんへ 使用する蚤取り剤が「プログラム」を想定しているのなら、とくに成虫を適 応としていないタイプのものであるのなら、他の薬剤との併用も問題にはな らないと思います。元々、この薬剤の場合は販売開始された当初は成虫の蚤 には効果がなく、他の薬との併用を販売元が勧めていたくらいです。 しかし、確実に早くということであれば、滴下式の薬剤の方が使用しやすい と思います。こちらの薬剤でしたら、使用後2日経過していれば、まず蚤は 目にしなくなります。保護下でそれだけの期間を経過しても蚤が寄生してい るようであれば、薬は使用されていないはずです。駆虫対象として考えて良 いと思いますよ。 5月27日の かなさんへ 猫の癌というのは、乳腺腫が肺へ転位したものということでしょうか? この場合は残念ながら、治癒は望めません。レントゲンに写る陰影から、進行 情況の把握は可能ですから、余命判定ができます。その期間をどのように過ご すかというターミナルケアーの問題として考えるべきかと思います。 それについては、飼い主と猫とのつきあい方がどのようなものであるか、それ に関わる獣医師の考え方によって、さまざまな選択枝があると考えられます。 いたずらに 嘆く悲しむ、あるいは宗教的治療に走るというのでなく、まずは 事実を直視することから 始まるのだと思います。患者本人はまだ生きている のですから、悔いを残さないには何をしたら良いかを考えてあげて下さい。 内容については、人と同じである必要はありません。 |
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