獣医の学生さんということですので、一言。
失明は急だったのですね？
御家族或いは御自分に時間があるのでしたら、まずは環境を余り変化させないで、その子の知っている世界にしておく事です。急がずに根気よく、周りの環境を思い出し把握させていく事です。
臭い等でも理解するでしょうし、思い出す環境は目の見えている時の状態ですから、環境の変化をしばらくしない事だと思います。
また、しばらくしてから環境を変える時は何回もその子がその状態を覚えるまで、根気よく環境の変化を教える事です。
何も付けなくても、見えない事に慣れれば、見えているかのように振舞っていくものです。
大体、大学病院でも目が見えなくなってから連れて来られる患畜（犬）が多いと思いませんか？
それは飼い主さんが気付かない程、犬は見えなくなっても慣れた環境ではあまり困っていない事が多いからです。
飼い主さんからは物の位置を変えたら、急にぶつかっておかしいと思って目が見えないのかなと思い連れてきたと言う説明がかなり多いと思います。
ですから、s.o さんもそのような動物が来た時に、よくお話を聞いて、何に注意したら良いかお話してあげられるようになるよう、これからのその子への対処の仕方を勉強してあげてくださいね。
寝ていろと言っても、きっと動き回るでしょうから、危ない高さや角にはそれなりの防御を付けておく、或いは危なくないようにする等の処置をするといいですね。
階段や高低の差が大きい所は行けないようにする等の工夫もしてあげてくださいね。
頑張って環境を教えてあげて、普通に生活するようにしてあげる事が大事だと思います。