> 正直、獣医さんによって正反対の指導をされる場合があり、
> 何を信じるべきかすごく迷ってしまうことがあります。

ええ、そうですね。ネットを通じての情報収集にもいろいろな意見があり、
何を信じたらいいか迷う場合は多いと思います。
でも最終的に何をどうするかを決定するのは飼い主なんですよね。
そのためには日頃から動物の様子を注意深く見る必要があります。
どんなことがうれしいのか、どんなことが不快なのか、
こんなものを食べるとおなかをこわす、あんなものを食べると調子がいい、などなど。
わんこさんも書いていたように、飼い主は試行錯誤の連続ですね。

> (前略)獣医さんに「フードが原因」と言われました。
> 一つは配合されている栄養素の問題、そしてもう一つ「ドライフードは雑菌の巣窟ですから」とうかがいました。
> すごく、そのイメージがあったので今も熱湯をかけてふやかしてやっているのですが・・・
> 別の獣医さんには半生タイプは余計に下痢したりするからドライフードをふやかして与えなさいと言われたこともあります。
> どうなんでしょうか？食べ物に水分が多いのはよくなかったのですね・・・。教えていただいてよかったです。

あきらかにフードの品質が劣化していた、もともと粗悪品だという以外の理由で、
全面的にフードに問題がある疾患というのはないと思います。
『フードの品質・成分プラス体質的な問題』という場合が多いのではないでしようか。
「ドライフードは雑菌の巣窟ですから」と言った獣医さんの言葉は、私は「ん?}と思います。
一生ドライフードだけで健康に寿命をまっとうする動物だっているのですから。
もちろん無菌状態だとは思いませんが、
雑菌がいるのだとしたら、それに負けない体に育ててあげる必要を感じます。
熱湯消毒の意味でドライフードに熱湯をかけるのはあまり意味のないことではないでしょうか。
ぐらぐらと何10分か煮沸しないと死なない菌もいるわけですからね。

半生フードで下痢をしやすいといわれる理由は、
半生に製品を仕上げるために水分や脂肪の含有量を多くしているからです。
弱った腸に過度の水分や脂肪は大きな負担になり、それで下痢をするわけです。
下痢のときは脱水症状を防ぐため水分補給をと言われますが、
それがかえって下痢を長引かせる場合もあります。
水分摂取量の調整ってむずかしいです。
私は犬自身が自分から欲して水を飲む、あるいは飲まないに任せています。
あれこれ人間が調整するよりも、犬自身の自然の治癒力というか、
治ろうとする自然の力に頼ることが多いです。
(自分で水も飲めないほど弱っている場合は別ですが)

犬は丸呑み型食事ですから、たとえ歯が1本もなくてもドライフードそのまんまでOKです。
ふやかしてあげるということは、胃腸の消化吸収能力をサポートする意味合いが強いと思います。
ふやかしてあげる必要はないのにふやかしたドライフードを与えるということは、
胃腸の本来の機能をサボらせるばかりでなく、
逆に水分過多になって胃腸に負担をかける場合があるということを知ってもらいたかったのです。

ああでもないこうでもないといろいろ書いてしまいましたが、
試行錯誤の中、わんこさんのわんこにとって快腸な食餌が見つかってきたところですよね?
その線で進むのがわんこさんのわんこに合っている食餌なのだと思います。
獣医さんの言葉やネットで読んだことよりも、わんこのウンが真実を語ります。
毎日のウンが試行錯誤に答を出してくれるんですよねっ。