獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-200108-145

re子ネズミ
投稿日 2001年8月14日(火)19時06分 はたの

獣医師ではありませんがご参考まで。

 助けた後飼い続けられるのか・・・といったことは置いておいて、私が知る限りの育てかた。

 離乳前の場合。ミルクはイヌネコ用を指定の濃度あるいはやや濃い目。哺乳瓶がわりに注射筒。吸い口は、充分に細いチューブ(医療用でも、他のものでも)が入手できるならそれを。ダメならば、注射針の先を砥石で丸め、その上にイカの足先(生をよく水洗いして)を被せて使う。点滴に使う留置針の軟らかいものの先をあぶって丸くしたものでもいいかも。要はそこそこしっかりしているが表面が固くなく、先端がとがっていない筒状のものを工夫してください。
 飲ませかた。吸ってくれるのは期待薄なので、胃までチューブを差し込み、ミルクを押し込みます。多すぎたり速すぎたりするとあふれて気管にはいるので注意。俯せにして後頭部をつまんで顎をあげた姿勢にすると口から胃までまっすぐになります。毛がないまたは薄い段階ならば、ミルクの白が透けて見えるので量を調節。白いのが見えなくなってしばらくしたら次の哺乳。ただ、小さい割には間隔あいてもOKです。日に3回、もしかしたら2回でも。
 離乳期ならば、ハムスター用フードで、固いペリットではなく発泡成型のもの(イヌのドライフードのような形状)にミルクを吸わせたものを。

 昔、注射器・注射針・イカの足でマウスを0日齢から育てたことがありますが、小さい割にはなんとかなったものでした。

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