意見交換掲示板 2001年9月5日(水)10時03分

この病気はヘルペスウイルスの感染によって、鼻炎、結膜炎、上部気道炎を起こす病気です。
多くの場合でカリシウイルスとの混合感染が起こっていて、治療は混合感染と考えて行われる場合がほとんどだと思います。

このカリシウイルスの症状も鼻気管炎とほとんど同じですが、口内炎や口内潰瘍を伴う事が多いとされています。
また、子猫の場合には鼻気管炎やカリシウイルスとの鑑別が難しい上部気道感染も経験します。

　鼻気管炎の治療には、抗ヘルペスウイルス薬（効果は証明されていない？）、インターフェロン（効果が弱い）、抗体製剤の注射（適応するタイミングがある、高価）、二次感染に対する治療（抗生剤など）を行います。
カリシウイルスには、インターフェロンが効果があります。
予後は　持続感染を起こす場合が多く、ストレスなど免疫が抑制される事があると再発をくり返す場合があります。
また、良く似た症状の別の病気であれば治癒することも考えられます。

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